Su-19 (航空機)とは? わかりやすく解説

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Su-19 (航空機)

(Su-19 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/21 18:26 UTC 版)

Su-19 / Су-19

Su-19Mの平面図

Su-19(スホーイ19、スホイ19;ロシア語:Су-19スー・ヂヴィナーッツァチ)またはT-58PSТ-58ПС)は、ソビエト連邦スホーイ設計局が計画した迎撃戦闘機である。Su-15をベースにした発展型だが、計画段階より進展せず、実機の製作はされなかった。

開発

1970年代前半、スホーイ設計局ではSu-15の性能向上型の研究を行っていた。1972年から1973年頃に検討されたT-58PS案もその一つで、主翼形状をオージー翼に変更したものだった(当時、スホーイ設計局ではSu-27の最初の試作機T-10でもこの形状を試していた)。TsAGIの風洞実験の結果、飛行特性が大幅に改善され、機動性も従来のSu-15を上回ることが確認された[1]。機動性の改善に伴い、本機は格闘戦にも運用可能な機体として計画され、固定式機関砲の追加装備のほか、ハードポイントが2ヶ所追加された。採用後の名称としてはSu-19が予定された[2]

その後、さらなる改良型としてエンジンをツマンスキー R-67-300に換装した型も計画され、こちらはSu-19Mと称された。設計局ではSu-19は1973年下半期に、Su-19Mは1975年第一四半期には初飛行が可能になると考えられていた[2]

だが、両機はアビオニクスの変更が盛り込まれていなかったため、Su-15が抱えていたルックダウン/シュートダウン能力の欠如は改善されておらず、ソ連空軍の関心を得ることができなかった[2]。こうしてSu-19/Su-19M計画が頓挫した後、スホーイ設計局は代替案としてSu-15TMをベースにレーダーをルックダウン/シュートダウン能力をもつ「Poorga」レーダーに、エンジンをリューリカ AL-21F-3に換装し、K-50 空対空ミサイルの運用能力を持たせたSu-15Mを改めて提案した。Su-15Mはソ連防空軍からの関心は得られたが、航空産業省英語版は生産許可を出さず、これも計画中止となった[2]

脚注

参考文献

  • Tony Buttler; Yefim Gordon (2006). Soviet Secret Projects: Fighters Since 1945. Ian Allan Publishing. ISBN 978-1857802214 

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