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スティーヴン・リード

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/29 09:36 UTC 版)

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スティーヴン・リード
名前
本名 スティーヴン・ジョン・リード
Steven John Reid
ラテン文字 Steven REID
基本情報
国籍 アイルランド
イギリス
生年月日 (1981-03-10) 1981年3月10日(40歳)
出身地 ロンドン
キングストン・アポン・テムズ特別区
身長 185cm
体重 87kg
選手情報
ポジション DF / MF (RSB, RSH, CH)
利き足 右足
ユース
0000 -1998 ミルウォール
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1998-2003 ミルウォール 139 (18)
2003-2010 ブラックバーン 113 (6)
2009 QPR (loan) 2 (0)
2010 WBA (loan) 10 (1)
2010-2014 WBA 82 (3)
2014-2015 バーンリー 7 (0)
1998-2015 通算 343 (27)
代表歴
1997-1998 イングランド U-16 4 (0)
2001-2003 アイルランド U-21 3 (0)
2001-2008 アイルランド 23 (2)
監督歴
2015- レディング (コーチ)
1. 国内リーグ戦に限る。2015年10月17日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj
スティーヴン・リード

スティーヴン・ジョン・リードSteven John Reid, 1981年3月10日 - )は、イングランドキングストン・アポン・テムズ区キングストン・アポン・テムズ出身の元アイルランド代表サッカー選手、現サッカー指導者。現役時代のポジションはディフェンダーミッドフィールダー

経歴

クラブ

ミルウォール

ミルウォールFCでキャリアを開始し、1998年5月のAFCボーンマス戦において、同じく下部組織出身のティム・ケーヒルと共に初出場を飾る[1]。なお、同試合でリードは後半からの出番だったが、ルーカス・ニールとの交代を告げてから約2分を審判が認めなかった為、数百人のファンがピッチに雪崩れ込む荒れたものだった[2]。プロ2年目の1998-99シーズンから主力を務め、2000-01シーズンにはディビジョン1 (2部)昇格に貢献し、2部での開幕戦となった2001年8月11日のノリッジ・シティFC戦 (4-0)において、35ヤードもの長距離から得点を挙げて話題をさらった[3]

ブラックバーン・ローヴァーズ

1998-99シーズン終了後にブラックバーン・ローヴァーズFCからの移籍金200万ポンドのオファーをミルウォールのセオ・パフィティス会長から一旦断られる[4]も、最終的に2003年7月29日に移籍金250万ポンドで4年契約を締結する[5]。8月23日のボルトン・ワンダラーズFC戦において、76分にヴラティスラフ・グレシュコとの交代で初出場を飾っているが、88分にレッドカードによる一発退場になる不運なデビュー戦となった[6]。12月中旬の練習中に起きたハムストリングの負傷[7]で約3ヶ月離脱し、2003-04シーズンへ向けた2004年7月下旬のプレストン・ノース・エンドFCとの親善試合で全治約2ヶ月の足の骨折となった[8]ように、ブラックバーン加入から暫くの間、度々負傷に見舞われた。その後、10月に復帰すると、自身の離脱中に就任したマーク・ヒューズ監督によって、それまでのサイドハーフからセントラル・ミッドフィルダーに起用されており[9]、2005年3月6日のエヴァートンFC戦 (1-0)において、スルーパスでジョナサン・ステッドの得点をアシスト[10]、翌2005-06シーズンウィガン・アスレティックFC戦で30ヤードの距離から12月の月間最優秀得点賞に選出される[11]程の得点を挙げ、2006年5月に行われた最終節のチェルシーFC戦 (1-0)では、コンビを組むロビー・サヴェージのフリーキックから頭で決勝点を挙げ、チームをUEFAカップ2006-07出場に導いた[12]

2005-06シーズンに34試合4試合と主力としてプレーし、シーズン終了後の2006年6月には新たに契約を4年締結する[13]等、順風満帆だったものの、9月上旬の代表戦で全治4ヶ月もの怪我を背中に負い[14]、2007年1月中旬の練習中に十字靭帯損傷と、シーズンの大半を棒に振ることになり、2006-07シーズンの出場は3試合となった[15]。2007年11月25日のフラムFC戦において、約1年5ヶ月ぶりに復帰[16]以来、大きな負傷はなく、2007-08シーズンを過ごしたが、シーズン終了後に膝の小手術を受けた[17]ように膝に不安を抱えており、そして、2008年9月中旬のフラム戦の直前に懸念されていた膝を負傷し[18]、当初全治2週間程度と見られた負傷は、手術を要する程のものだった為、早々にシーズンを終了した[19]

2009年8月25日にジリンガムFCとのフットボールリーグカップで11ヶ月ぶりに復帰を果たし[20]、10月27日のピーターバラ・ユナイテッドFC戦でペナルティーキックを決めた[21]が、リーグ戦での出場機会は皆無であった。そのため、キャリアの再起を図り、2009年11月19日にギャヴィン・マホンマーティン・ローランズ英語版の中盤2名を負傷で失ったクイーンズ・パーク・レンジャーズFC (QPR)へ期限付き移籍で参加した[22]

ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン

期限付き移籍復帰後のブラックバーンでも多くの出場機会を得られず、今度は2010年3月5日にウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCへ1ヶ月の期限付き移籍で参加する[23]。翌日のQPR戦で早速初出場を飾り、以来、主に右サイドバックで定位置を確保し、4月1日には期限付きがシーズン終了まで延長された[24]。3月24日のコヴェントリー・シティFC戦 (1-0)で決勝点を挙げる[25]等でチームのプレミアリーグ昇格に貢献した後、保有元のブラックバーンと契約満了で自由契約の身となると、スコティッシュ・プレミアリーグ (スコットランド1部)のセルティックFCと交渉をしていた[26]時期もあったが、最終的に5月26日にウェストブロムと2年+1年契約での完全移籍に合意し、7月1日に正式に加入した[27]

完全移籍した2010-11シーズンは、ロベルト・ディ・マッテオ監督が昨季と違い右サイドバックにゴンサロ・ハラを据えたことで控えにまわることになる[28]中、2010年10月下旬のリーグカップでのレスター・シティFC戦で急遽センターバックを務めると、次のブラックプールFC戦においてもセンターバックを任されており、試合後にディ・マッテオ監督から、センターバックでのパフォーマンスに加え、サイドバックや中盤のみならず最終ラインでもプレーが可能な汎用性を賞賛され、今後も同位置での起用を示唆される程だった[29]。その後、ロイ・ホジソン監督就任以降では、ハラから右サイドバックの定位置を奪取してシーズンを終え[28]、翌2011-12シーズンは、新加入のビリー・ジョーンズとの定位置争いとなる[28]が、譲らずにプレーした。しかし、2011年12月21日のニューカッスル・ユナイテッドFC戦での左足首の捻りで1ヶ月の離脱[30]、2012年3月3日のチェルシーFC戦での足首の靭帯損傷で3ヶ月の離脱と負傷に悩まされていた[31]。同2011-12シーズンを最後に契約満了となったが、離脱前までのプレーが評価され、2012年4月30日に契約を2年延長した[32]

2012-13シーズン2013-14シーズンも相次ぐ負傷に悩まされる中、2012年12月のアーセナル戦中において、足を骨折していたにもかかわらず、負傷してから試合終了までの約45分間プレーを続けていた[33]

バーンリー

契約満了で2014年5月16日にウェストブロムを退団する[34]。退団後はウェストブロムに留まり、指導者への転身を考えていた[35]ものの、プロキャリアを開始したミルウォール時代の同僚ショーン・ダイチェ英語版監督の熱心な誘いにより、2014年7月7日にバーンリーFCと1年契約を締結した[36]。2015年5月18日、シーズン限りで現役を引退することを表明した[37]

代表

U-16イングランド代表で4試合に出場していた[38]にもかかわらず、アイルランドゴールウェイ県出身の父の存在からアイルランド代表での出場資格を得ていた[38]。そして、U-21代表を経て、ミック・マッカーシー監督の下で8月のクロアチア戦に向けた招集に応じ、16日の同試合において先発でアイルランドA代表初出場を飾り[39]、2試合目となった2002年2月14日のロシア戦において初得点を挙げた[40]2002 FIFAワールドカップでは、当初落選したが、マーク・ケネディ英語版の負傷悪化の為にメンバー入りを果たし[41]、グループリーグの最初の2試合において途中出場した。

2006年8月16日のオランダとの親善試合では、主将を務めた[42]。クラブキャリアに専念する為、2010年7月13日に代表引退を表明した[43]が、チームに障害が生じ、急を要する場合には招集を考慮するとしている[44]

指導者

2015年6月25日、レディングFCのファーストチームのコーチに就任した[45]

個人成績

クラブでの成績

出典:[46]

所属クラブ シーズン リーグ カップ リーグカップ 国際大会 その他 合計
所属リーグ 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
ミルウォール 1997-98 ディビジョン2 1 0 0 0 0 0 - 0 0 1 0
1998-99 25 0 0 0 1 0 - 6[a] 0 32 0
1999-2000 21 0 1 0 1 0 - 1[a] 0 23 0
2000-01 37 7 3 0 4 0 - 2[a] 0 46 7
2001-02 ディビジョン1 35 5 2 0 1 0 - 2[b] 0 40 5
2002-03 20 6 4 1 0 0 - - 24 7
合計 139 18 10 1 7 0 - 11 0 167 19
ブラックバーン
・ローヴァーズ
2003-04 プレミアリーグ 16 0 0 0 1 0 2[c] 0 - 19 0
2004-05 28 2 6 0 0 0 - - 34 2
2005-06 34 4 1 0 4 1 - - 39 5
2006-07 3 0 0 0 0 0 0 0 - 3 0
2007-08 24 0 0 0 1 0 0 0 - 25 0
2008-09 4 0 0 0 0 0 - - 4 0
2009-10 4 0 1 0 5 1 - - 10 1
合計 113 6 8 0 11 2 2 0 - 134 8
クイーンズ・パーク
・レンジャーズ
(loan)
2009-10 チャンピオンシップ 2 0 0 0 0 0 - - 2 0
ウェスト・ブロムウィッチ
・アルビオン
(loan)
10 1 0 0 0 0 - - 10 1
ウェスト・ブロムウィッチ
・アルビオン
2010-11 プレミアリーグ 23 1 0 0 4 1 - - 27 2
2011-12 22 1 0 0 0 0 - - 22 1
2012-13 11 0 1 0 0 0 - - 12 0
2013-14 16 0 0 0 1 0 - - 17 0
合計 82 3 1 0 5 1 - - 88 4
バーンリー 2014-15 プレミアリーグ 5 0 1 0 0 0 - - 6 0
合計 5 0 1 0 0 0 - - 6 0
キャリア通算成績 341 27 20 1 23 3 2 0 11 0 397 31

代表での成績

出典:[47]

アイルランド代表
出場 得点
2001 1 0
2002 6 2
2003 5 0
2004 1 0
2005 3 0
2006 4 0
2007 0 0
2008 3 0
Total 23 2

代表での得点

獲得タイトル

クラブ

ミルウォールFC

個人
  • FAIインターナショナル・フットボール・アワーズ英語版U-21年間最優秀選手賞部門 : 2001[48]
  • FAIインターナショナル・フットボール・アワーズ英語版年間最優秀若手選手賞部門 : 2002[49]

脚注

  1. ^ "Steven Reid to meet an old friend"
  2. ^ "Football: Mayhem as Millwall fans invade; MILLWALL 1 BOURNEMOUTH 2" thefreelibrary.com
  3. ^ "Millwall 4-0 Norwich" BBC Sport
  4. ^ "Millwall snub for Blackburn"
  5. ^ "Reid signs for Blackburn"
  6. ^ "Yorke rescues Blackburn"
  7. ^ "Blackburn ready to offload Grabbi"
  8. ^ "Blackburn hit by Reid blow"
  9. ^ "Blackburn Rovers Season Guide" espnfc.com
  10. ^ "Everton 0-1 Blackburn" BBC Sport
  11. ^ "Goal of the month" BBC Sport
  12. ^ "Blackburn grab European place"
  13. ^ "Reid signs new deal at Blackburn"
  14. ^ "Reid sidelined by fractured back"
  15. ^ "Blackburn's Reid out for season"
  16. ^ "Football: You'll get your turn, Hughes tells Reid"
  17. ^ "Reid delighted at surgery success"
  18. ^ "Fresh injury setback for Reid"
  19. ^ "Knee injury ends season for Reid"
  20. ^ "Irish Rover Reid suffers injury again"
  21. ^ "Blackburn 5-2 Peterborough" BBC Sport
  22. ^ "Reid completes loan switch to QPR"
  23. ^ "West Brom sign Steven Reid from Blackburn Rovers"
  24. ^ "Steven Reid extends West Brom loan"
  25. ^ "West Brom 1-0 Coventry" BBC Sport
  26. ^ "Celtic linked with Reid signature"
  27. ^ "Steven Reid signs two-year West Brom deal"
  28. ^ a b c "Steven Reid ready to fight for place"
  29. ^ "West Brom star is going back to the future"
  30. ^ "West Brom's Steven Reid out for one month after surgery"
  31. ^ "West Brom's Steven Reid ruled out for remainder of the season"
  32. ^ "West Brom defender Steven Reid signs new deal"
  33. ^ "West Brom's Steven Reid 'played with broken leg' at Arsenal"
  34. ^ "West Brom release Lugano, Ridgewell, Gera and Reid"
  35. ^ "Steven Reid reviews his options after release by West Brom"
  36. ^ "Steven Reid signs one-year deal with Premier League newcomers Burnley"
  37. ^ Steven Reid: Burnley midfielder to retire at end of season”. BBC Sport (2015年5月18日). 2015年10月17日閲覧。
  38. ^ a b "Reid earns Republic debut"
  39. ^ "Suker strikes late but Republic draw comfort"
  40. ^ "Ireland goal boosts Reid"
  41. ^ "Reid on right line for Irish call"
  42. ^ "Ireland’s Stuttgart alert as Dutch dazzle"
  43. ^ "Steven Reid calls time on Ireland career"
  44. ^ "Reid considers Ireland return"
  45. ^ Royals to add four new staff”. レディングFC公式ウェブサイト (2015年6月25日). 2015年10月17日閲覧。
  46. ^ Steven Reid”. soccerbase. 2015年2月26日閲覧。
  47. ^ Steven Reid”. national football teams. 2015年2月26日閲覧。
  48. ^ "EIRCOM/FAI AWARDS" independent.ie
  49. ^ "Duff wins FAI's senior Player of the Year award"

外部リンク


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