S1990とは? わかりやすく解説

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S1990

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/04 01:44 UTC 版)

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S1990は、MSXturboR用に開発されたシステムコントロールLSIである。従来のMSXと互換性を保つためのZ80 CPU相当はMSX2+に引き続きMSX-ENGINEのT9769Cが行うためその制御機能を含む他、turboR本来のCPUであるR800と排他的に利用するためのバス調停機能、その他の各種制御信号の生成機能を持つ。

機能

S1990 システムLSI
  • システム制御
    • R800 CPU/Z80 CPU制御、バス制御、データバッファ制御
    • MSXスロットマップ制御、メモリーマップ制御、I/Oアドレスデコード
  • Z80バスタイミングシミュレート
    • メモリアクセス、I/Oアクセス、/ 信号シミュレート
  • 周辺デバイスインターフェイス
    • メガROMマッパー
    • DRAMマッパー
    • 漢字ROMインターフェイス
    • システムタイマー
    • FM音源インターフェイス
    • VDPインターフェイス
    • PCMインターフェイス
    • PCMサンプリングインターフェイス
    • FDDインターフェイス
    • 連射機能インターフェイス
    • ポーズ機能
  • LSIパッケージ:160ピンQFP
  • デバッグ機能
    • アドレスコンパレータ:R800のアドレスバスを監視し、指定のアドレスがアクセスされたらNMIを発生させる。本機能を有効にするには、S1990のリセット期間中にアドレスバスA8をLowに設定する必要がある。
    • NMIステータスレジスタ:上記アドレスコンパレータが有効な場合において、本レジスタはシステムLSIが発生させたNMIの要因を保存している。
    • デバッグモニター用スロットレジスタ:アドレスコンパレータが有効な場合において、デバッグモニターが動作中にデバッグモニターが動作するスロット環境を有効にする制御レジスタ。
    • NMIリターンアドレスレジスタ:デバッグモニターに移行する直前の最後に書き込まれた2バイトの値(ユーザープログラムへのリターンアドレス)を保持する。このレジスタはリード/ライト可能であり、場合によってはリターンアドレスを任意に書き換えて異なるアドレスへ戻すことも可能。
    • ブレーク:アドレスコンパレータが有効な状態、かつポーズキーイネーブルビットがディセーブルとなっている状態において、ユーザープログラムを実行中に任意にポーズキーを押すことによりブレークし、デバッグモニターに処理を移すことができる。



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