レグザエンジンCEVOとは? わかりやすく解説

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レグザエンジンCEVO

(REGZA Engine CEVO から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/07/04 13:32 UTC 版)

レグザエンジンCEVO
生産時期 2011年3月から
販売者 東芝(現在はTVS REGZA
設計者 東芝(現在はTVS REGZA)
生産者 東芝(現在はTVS REGZA)
命令セット ARM
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レグザエンジンCEVO(レグザエンジンシーボ)とは、東芝(現・TVS REGZA)の液晶テレビREGZA)に搭載されている映像処理エンジンである。英語表記は「REGZA ENGINE CEVO」

概要

2010年9月2日にCELLレグザエンジンの進化形として発表された[1]。「CEVO」は「CELL EVOLUTION[注釈 1]」から取っている[3]

発表当時は2011年より欧州のみの展開となる「ZL1シリーズ」での採用だったが、2011年1月4日に「2011 International CES」のプレイベントでレグザエンジンCEVOを使った裸眼3Dテレビを2011年度中に発売することを明らかにした[4]。その後、2011年3月2日には日本でも「Z2シリーズ」(同年3月発売)に搭載された[5]

以後、REGZAの新たな基本プラットフォームとして使用されている。後継は4KレグザエンジンHDR

特徴

2006年から使われていたレグザエンジン(旧・新メタブレイン・プロ)以来5年ぶりとなる完全新規開発の高画質処理エンジン。独自のLSI群とそのソフトウェアによって構成される。

CELLレグザエンジンではCell Broadband Engineの処理能力を用いてソフトウェア実装されていた機能を継承し、ハードウェアとソフトウェアの最適な組み合わせによって普及価格帯までコンパクトかつ低消費電力に実現した。ZG2シリーズには、CELL REGZAに搭載されていたタイムシフトマシン(タイムシフトマシンCEVO)が実装されている。

新機能としてはゆっくりとした動きや微細な動きに伴うちらつきや不自然さを改善する「三次元フレーム複数枚超解像」などがある。

またZ1シリーズではテレビ番組を見ている状態から番組表EPG)を表示させるのに約1.8秒かかったが、レグザエンジンCEVOを搭載したZ2シリーズでは約0.3秒で表示できる[6] など、GPUが強化されたことにより操作性も改善された。

種類

レグザエンジンCEVO

メインLSIとしてARM Cortex-A9ベースのデュアルコアプロセッサを使用したSoC「CEVO」が採用され、従来のレグザエンジンの約3.4倍の演算処理能力を持つ[7]

内部には3種のチップが積層され、GPUやビデオデコーダー・I/O機能・高画質化処理回路などがマルチダイBGA(Ball Grid Array)パッケージに収められている。メインメモリであるDRAMとの接続帯域は9.6Gbps。

また、60 nm(ナノメートル)の従来のレグザエンジンより小さい40nmのCMOSロジック半導体を使用している[6]

レグザエンジンCEVO Duo

「CEVO」を2基搭載することにより、性能が更に2倍に向上[8]したフラグシップ向けモデル。

これにより「タイムシフトマシンCEVO」や「3Dクロストークキャンセラー」、さらに高精細な「2D3D変換」機能が可能となった。

レグザエンジンCEVO 4K

レグザエンジンCEVO Duoをベースにリアルタイム画像処理用のデュアルRISCプロセッサを内蔵したSoC「CEVO 4K」を加えることでレグザエンジンCEVOの約2.5倍に処理性能が向上、より高画質な4K超解像度処理が可能になった。

前段に1080p信号処理を「CEVO」、後段に4Kアップコンバートなどを「CEVO 4K」が司る。40 nm CMOSプロセスで製造。

NEWレグザエンジンCEVO

沿革

  • 2010年9月2日 - ドイツベルリンで開催されていた「IFA2010」で開発を発表。
  • 2011年
    • 1月5日 - アメリカで開催されていた「2011 International CES」でCEVOを使用した2Dモード時に4K2K表示が可能な40型以上の裸眼3Dテレビを2011年度内に発売することを発表。
    • 3月2日 - 日本モデル初搭載機種「Z2シリーズ(37V型・42V型・47V型)」を発表。
    • 3月25日 -「Z2シリーズ」発売。
    • 4月20日 - 3Dも搭載した日本モデル初搭載機種「ZG2シリーズ(42V型・47V型・55V型)」・「ZP2シリーズ(26V型、32V型)」を発表。
    • 5月 -「ZG2シリーズ」発売。
    • 6月 -「ZP2シリーズ」発売。
    • 9月13日 - レグザエンジンCEVOを搭載した新機種として、「Z3シリーズ(37V型・42V型・47V型)」、「ZP3シリーズ(37V型・42V型)」を発表。
    • 10月 -「Z3シリーズ」発売。
    • 10月3日 - レグザエンジンCEVO DuoにQFHD液晶パネルを搭載した4K2K表示対応モデル「X3シリーズ(55V型)」及び「レグザブルーレイ」初のレグザエンジンCEVO搭載モデル「DBR-M180/M190」を発表。
    • 11月 -「ZP3シリーズ」発売。
    • 12月 -「X3シリーズ」、レグザブルーレイ「DBR-M180/M190」発売。
  • 2012年
    • 5月10日 - レグザエンジンCEVO Duoを搭載した4K2K表示対応モデル「XS5シリーズ(55V型)」を発表。
    • 6月 -「XS5シリーズ」発売。
    • 9月27日 - レグザエンジンCEVO Duo搭載の新モデル「Z7シリーズ(42V型・47V型・55V型)」及びレグザエンジンCEVO搭載の新モデル「J7シリーズ(32V型・40V型・50V型・65V型)」を発表。
    • 10月 -「J7シリーズ」の32V型・40V型及び「Z7シリーズ」発売。
    • 11月 -「J7シリーズ」の50V型発売。
    • 12月 -「J7シリーズ」の65V型発売。
  • 2013年
    • 5月28日 - 4K対応の新映像エンジン「レグザエンジンCEVO 4K」を搭載した「Z8Xシリーズ(58V型・65V型・84V型)」を発表。
    • 6月 -「Z8Xシリーズ」発売。
    • 9月25日 - レグザエンジンCEVO Duo搭載の新モデル「Z8シリーズ(42V型・47V型・55V型)」及びレグザエンジンCEVO搭載の新モデル「J8シリーズ(42V型・47V型・55V型)」を発表。
    • 11月 -「Z8シリーズ」および「J8シリーズ」発売。

搭載機種

太字は現行モデル

レグザエンジンCEVO 4K搭載機種
  • 58Z8X/65Z8X/84Z8X(2013年春夏モデル)
レグザエンジンCEVO Duo搭載機種
  • 42ZG2/47ZG2/55ZG2(2011年春夏モデル)
  • 42ZT3/47ZT3(2012年春夏モデル)
  • 42Z7/47Z7/55Z7(2012年秋冬モデル)
  • 55X3(2011年秋冬モデル)
  • 55XS5(2012年春夏モデル)
レグザエンジンCEVO搭載機種
  • 26ZP2/32ZP2(2011年春夏モデル)
  • 37ZP3/42ZP3(2011年秋冬モデル)
  • 37Z2/42Z2/47Z2(2011年春夏モデル)
  • 37Z3/42Z3/47Z3(2011年秋冬モデル)
  • 32J7/40J7/50J7/65J7(2012年秋冬モデル)
  • DBR-M180/M190

関連項目

脚注

注釈

  1. 「EVOLUTION」は「展開」「発展」「進展」[2]

出典

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