PATMとは? わかりやすく解説

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PATM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/10/28 04:24 UTC 版)

PATM(パトム)は、「People(are) Allergic To Me」の頭文字を合わせた略語であり、周囲の他人に対してアレルギー反応やそれに近い反応を引き起こさせる体質または症状を呼ぶための言葉とされる。ただし医学的に検証された病名・医学用語ではない。

仮説

症状

2020年6月現在、医学的な定義はなされていない。周囲の人々がアレルギー反応やそれに近い症状を起こすといった形で認識されるとされるが、アレルギーの症状は、咳や喉の違和感、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目や皮膚の痒みなどが挙げられるが、訴える人によって様々であり、それぞれ細かな症状や原因が別々のものである可能性がある。確立された治療法は発表されていない。

原因とされるもの

PATMの研究者からは皮膚ガスが原因とする説、またインターネット上などでは患者に付いたカンジダなどの常在菌が原因とする説や患者特有のタンパク質が原因とする説、衣類に付着したカビや化学物質とする説などが主張されている。

PATM患者の皮膚から発せられる皮膚ガスと呼ばれるものの中に通常は検出されない化学物質が混じっているとする結果や、通常人体から検出されにくいカビ菌が鼻腔から検出されたという結果も示されているが[1]、根本的な部分の解明には至っていない[2]。

東海大学理学部化学科の関根嘉香教授らの研究グループがPATMの解明に取り組んでいる[3][4]。

2018年、株式会社エフシージー研究所(フジサンケイグループ)の川上裕司らが、PATMを訴える被験者に対し皮膚ガス測定、着用した肌着からの揮発性化学物質測定等を実施したところ、皮膚ガスからトルエンやキシレンなどの化学物質が対照者と比べて多く検出され、また被験者の皮膚から比較的高い放散量が認められたヘキサン、プロピオンアルデヒド、トルエンなどが着用後の肌着からも検出されたと発表している[1]。

2023年に出版された関根嘉香らによる論文によると、自身をPATMだと主張する日本人患者20人の皮膚から放出される気体成分は、そうではない人に比べて次のような違いがあると主張している。放出量が有意に高かった分子として、2-エチルヘキサノール、トルエン、m-キシレンおよびp-キシレンなどの特発性環境不耐症の原因と言われている分子、メタンチオール、エタンチオール、アリルメチルスルフィド(英語版)などの体臭の原因となる分子が挙げられている。一方で低級アルコール、アルデヒド、ケトンなどの分子の放出量は有意に低かった。有意に低いとされる分子の中にはα-ピネンとβ-ピネン、D-リモネン、γ-ラクトンに分類される環状エステルのように、一般的に心地よい香りだと言及される分子が含まれている[5][6]

マスメディアでの認知

2018年1月31日、ダイヤモンド社『ダイヤモンド・オンライン』で取り上げられた[2]。

2018年3月6日、日本テレビ系列で放送された『世界仰天ニュース』で、テレビ番組で初めてPATMについて取り上げられた[7]。

出典

関連項目




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