NPBアンパイア・スクールとは? わかりやすく解説

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NPBアンパイア・スクール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 02:06 UTC 版)

NPBアンパイア・スクールは、日本野球機構2013年からプロ野球審判員の採用とアマチュア野球の審判の技術向上を目的として毎年12月に行う審判学校[1]

NPBの審判員、審判長、スーパーバイザーが指導をおこなう。

2022年までに9回開催されている[注 1]

概要

2021年開催の第8回の例では、9:00から16:00までは埼玉県さいたま市ロッテ浦和球場のグラウンドで実技をおこない、19:00から21:30までは宿泊地であるプラザホテル浦和の会議室にて規則などに関する座学がある[2][3]6泊7日にわたりこれをおこない、[要出典]成績優秀者数名は育成審判員または研修審判員として採用される(2021年の募集要項では採用は研修審判員のみとなっている[2][4]。育成審判員はイースタン・リーグウエスタン・リーグに出場する[4]。研修審判員はベースボール・チャレンジ・リーグまたは四国アイランドリーグplusに派遣され、そこでも実力が認められれば、翌年に育成審判員として採用される[1][4]。育成審判員・研修審判員が一軍公式戦出場可能な審判員に昇格できるかどうかは、採用から3年を目処に判断される[4]

これまでにNPBアンパイア・スクールで実際にNPBの審判員として採用されたのは15人(2022年時点)[要出典]

応募資格は高校卒業以上(同年度の3月に高校卒業見込みの者も可)。性別の制限はない(第1回から女性参加者がいた)[4]定員は66名で[要出典]、応募多数の場合は書類選考となる[1]。受講は有料である(第1回の受講料は8万5000円)[4]

また、NPBアンパイア・スクールを受講した者のうち希望者は全日本野球協会が発行する公認審判員3級の認定を受けることが可能である[要出典]

コロナ禍での開催

2020年新型コロナウイルス感染症の影響で開催が中止されたが、2021年は定員を36名に減らし、日数も3泊4日に縮小され、座学はホテルの各室とリモートでの実施となり、受講料は4万8000円となった[2]。指導する審判員も最低限の人数となり、毎年行われていた一般への公開はおこなわれなかった[要出典]

NPBアンパイア・スクール出身審判員

2014年4月に日本野球機構は、スクール1期生から初となる育成審判員2名・研修審判員2名を採用した(うち2名は四国アイランドリーグplus、1名はベースボール・チャレンジ・リーグの審判員出身)[4]

この4人の中で最初に一軍公式戦出場可能な審判員に昇格したのは、育成審判員となった青木昴(四国アイランドリーグplus審判員出身)で、2016年だった[1][4]。青木の初の一軍公式戦出場は、スクール入学から6年目の2019年4月10日埼玉西武ライオンズ東北楽天ゴールデンイーグルスメットライフドーム)で三塁塁審として初出場した[5]。また、同じく1期生・初採用の一人である水口拓弥(四国アイランドリーグplus審判員出身)は、2021年4月16日阪神タイガース東京ヤクルトスワローズ4回戦(阪神甲子園球場)において、一軍公式戦初出場で球審を務めた[6]

脚注

注釈

出典

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