MePhos
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/19 21:09 UTC 版)
「アルキル置換ビアリールホスフィン配位子」の記事における「MePhos」の解説
1999年に最初に報告され、パラジウムを触媒とする鈴木・宮浦カップリング反応においてDavePhosやJohnPhosなどと同様のはたらきをしている。アリールケトンの生成反応において触媒活性をもつ。tert-BuMePhosなどの誘導体も販売されている。 アムジェンでのバックワルドの同僚が新しいp38分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ阻害剤を研究していた際、Pd2(dba)3/MePhosによって鈴木・宮浦クロスカップリングの後半がよく触媒されることがわかった。この反応はキログラムスケールで行うことができ、最終生成物のアミド中に過剰に存在するイミダゾールがパラジウムに配位して副生成物となるため、パラジウムを除去する必要もない。
※この「MePhos」の解説は、「アルキル置換ビアリールホスフィン配位子」の解説の一部です。
「MePhos」を含む「アルキル置換ビアリールホスフィン配位子」の記事については、「アルキル置換ビアリールホスフィン配位子」の概要を参照ください。
- MePhosのページへのリンク