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前田利長

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/09 21:15 UTC 版)

前田 利長(まえだ としなが)は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての武将大名加賀藩初代藩主。加賀前田家2代。藩祖である前田利家の長男(嫡男)。初名は利勝(としかつ)、天正17年(1589年)頃に利長と改名した。


注釈

  1. ^ 浅野幸長の許嫁。結婚前に死去。
  2. ^ 秀吉の養女。夭折。
  3. ^ 早世。
  4. ^ 父の利家は留守居として兵8000で畿内に残留。
  5. ^ 同年発生の死者まで出した蒲生騒動に伴う上杉家の東蒲原と新川の交換による。このため秀吉もしくは豊臣家からの新川郡の領知判物がなく(現在の前田家(「加賀藩文書」前田育徳会など)にも加増を記した記録はあるが、公儀の領地宛行状などは現存せず)、江戸時代に徳川幕府から越中国の返上を迫られる一因にもなる。
  6. ^ 利政が名乗った通称「孫四郎」は、利家・利長が2代にわたって名乗った後に利長から譲られたものである。
  7. ^ 前田利長が自分が死ねば横山長知が殉死に追い込まれる事態に陥ると考えて、そうした事態を避けるために、自身が死ぬ前に横山を意図的に出奔させたとする説もある[16]
  8. ^ 後に横山・奥村両家は婚姻関係を結んで和解、後に横山家は奥村家から養子を迎えている。
  9. ^ 『慶長年録』では「5月20日、羽柴肥前守越中外山の城において、唐瘡の煩いにて死去」とある。
  10. ^ 名前は石姫とも伝わる。法名は蓮成院殿妙侃大姉。平成13年(2002年)に菩提寺の高岡市本陽寺で、享年と没日と法名が記された坐像が発見された。生没年と法名はこれに基づく。それまでは、乳児のうちに死んだというのが定説であった。

出典

  1. ^ 見瀬 2018, p. 278.
  2. ^ a b c d 見瀬 2018, p. 248.
  3. ^ a b 堀田 1923, p. 892.
  4. ^ a b 見瀬 2018, p. 1.
  5. ^ 堀田 1923, pp. 892–893.
  6. ^ 高岡市立博物館「高岡の祖・前田利長略年譜」
  7. ^ a b c d 大西 2016, 「織豊期前田氏権力の形成と展開」
  8. ^ 岩沢愿彦『前田利家』(新装版)吉川弘文館、1988年、286頁。
  9. ^ a b c d 木越隆三「慶長期加賀藩家臣団の構成と動向」棚町知弥・鶴崎裕雄・木越隆三 編『白山万句 資料と研究』白山比咩神社、1985年。/所収:大西 2016
  10. ^ a b c d 高澤裕一「前田利長の進退」『北陸社会の歴史的展開』能登印刷出版部、1992年。/所収:大西 2016
  11. ^ 石野友康「織豊期加賀前田氏の領国支配体制」『加能史料研究』第8号、1996年。/所収:大西 2016
  12. ^ 『石川懸史』第弐編 石川県、1939年、149頁。
  13. ^ 見瀬和雄『利家・利長・利常―前田三代の人と政治―』北國新聞社、2002年。
  14. ^ 見瀬和雄「関ヶ原合戦前後における前田利政の動静」『金沢学院大学紀要』12号、2014年。/所収:大西 2016
  15. ^ 慶長10年(1605年)4月8日、利長隠居・利光(のちの利常)宛「領知判物」
  16. ^ 「横山長知」家臣人名事典編纂委員会 編『三百藩家臣人名事典』第3巻、新人物往来社、1988年。
  17. ^ 萩原大輔「前田利長隠居政治の構造と展開」『富山史壇』178号、2015年。
  18. ^ 見瀬 2018, pp. 190–194.
  19. ^ 見瀬 2018, pp. 194–195.
  20. ^ 見瀬 2018, p. 241.
  21. ^ 高澤祐一「前田利長の進退」高澤祐一 編『北陸社会の歴史的展開』能登印刷出版部、1992年。
  22. ^ 見瀬 2018, pp. 249–250.
  23. ^ 主な所蔵品”. 魚津歴史民俗博物館. 2020年5月8日閲覧。
  24. ^ 高岡の祖・前田利長略年譜”. 高岡市立博物館. 2020年5月8日閲覧。
  25. ^ 高尾哲史「赤間神宮所蔵「平資盛像」と魚津高畠家旧蔵「前田利長画像」の相似性について」『新國學』復刊第3号(通巻7号)、2011年10月。
  26. ^ 『先人に感謝奉納踊り 御印祭 金屋町児童しなやかに』北日本新聞 2016年6月21日20面。
  27. ^ a b 村川浩平「羽柴氏下賜と豊臣姓下賜」『駒澤史学』49号、1996年。 


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