H.G.ウェルズ 宇宙戦争 -ウォー・オブ・ザ・ワールド-
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H.G.ウェルズ 宇宙戦争 -ウォー・オブ・ザ・ワールド- | |
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H.G. Wells' War of the Worlds | |
監督 | デヴィッド・マイケル・ラット |
脚本 |
デヴィッド・マイケル・ラット カルロス・デ・ロス・リオス |
製作 |
デヴィッド・リマゥイー シェリー・ストレイン |
製作総指揮 | デヴィッド・マイケル・ラット |
出演者 |
C・トーマス・ハウエル レット・ガイルズ |
音楽 | ラルフ・リッカーマン |
撮影 |
スティーヴン・パーカー ルシア・ディアス・サス |
編集 | デヴィッド・マイケル・ラット |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 90分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
次作 | 新・宇宙戦争 |
『H.G.ウェルズ 宇宙戦争 -ウォー・オブ・ザ・ワールド-』(エイチ.ジー.ウェルズ うちゅうせんそう - 、原題:H.G. Wells' War of the Worlds)は、2005年のアメリカ映画。
H・G・ウェルズの『宇宙戦争』を原作とする。製作会社はアサイラム、デヴィッド・マイケル・ラット監督。
ストーリー
天文学者のジョージは、結婚10周年の記念に妻のフェリシティ、息子のアレックスと共にワシントンD.C.への旅行を計画していた。しかし、旅行当日には謎の彗星が多数出現する。その調査のため、職場から呼び出されたジョージは2人を先に送り出し、翌日にD.C.で合流することに決めた。
だが、移動の途中で突然車が故障する。仕方なく外に出たジョージは、信じられない光景を目撃する。彗星が落下した地中から、謎の巨大な殺戮兵器が現れたのだ。
キャスト
- C・トーマス・ハウエル:ジョージ・ハーバート
- レット・ガイルズ:パスター・ヴィクター
- ジェイク・ビジー:サミュエルソン
- アンドリュー・ラウアー:ケリー・ウィリアムズ
- ピーター・グリーン:マット・ハーバート
製作
スピルバーグ版『宇宙戦争』に便乗した映画(モックバスター)とも評される本作であるが、アサイラム社長でもあるデヴィッド・マイケル・ラットが語るところによれば、製作事情は以下の通りである[1]。
もともとアート系の作品やホラー映画などを手がけていた新興映画製作会社アサイラム社(1997年設立)は、H・G・ウェルズの『宇宙戦争』を原作とする映画の製作を企画していた。スピルバーグによる映画化を知り、一時は企画の断念を考えた。しかし、当時アメリカ合衆国で最大のDVD・ビデオゲームレンタルチェーンの一つであったブロックバスター社が「逆に、ぜひつくってくれ」とアサイラム社を支援した(デヴィッド・マイケル・ラットは、ブロックバスター社が「二匹目のドジョウは売れる」と見込んだためであろうと推測する)。
ブロックバスター社が購入した本作の本数は、アサイラム社にとっては空前の規模であった[1]。以後、アサイラム社は方針を転換し、モックバスター製作をもっぱら行う会社として知られることになる[1]。
脚注
- ^ a b c “パクリ映画製作会社は大繁盛!『トランスモーファー』『紀元前1億年』!意外にも得意先は日本”. シネマトゥデイ (2010年2月15日). 2015年1月13日閲覧。
関連項目
本作が公開された2005年には、他にスティーヴン・スピルバーグ監督、ティモシー・ハインズ監督により、それぞれ本作と同じくウェルズの『宇宙戦争』を原作とし、同様に英語原題に原作タイトルでもある“(The) War of the Worlds”というフレーズを含む名称のアメリカ映画が公開されている。詳細は「宇宙戦争 (H・G・ウェルズ)#2005年における「宇宙戦争」のメディア展開」を参照。
- 宇宙戦争 (1953年の映画)
- 宇宙戦争 (2005年の映画)
- ザ・カウントダウン 地球大戦争 - ハインズ監督による映画。原題は“H.G. Wells' The War of the Worlds”。
外部リンク
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