GRAM_(小銃)とは? わかりやすく解説

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GRAM (小銃)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 09:16 UTC 版)

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GRAM
GRAM 61(Automatkarbin fm/1961)
GRAM
種類 試作軍用自動小銃
製造国  スウェーデン
設計・製造 設計:ニルス・ルンディン[1]
製造:カールグスタフ銃器工廠
年代 1960年代
仕様
口径 6.50mm
7.62mm
銃身長 520mm
使用弾薬 6.5x55mm弾
7.62x51mm NATO弾
装弾数 20発(箱型弾倉
作動方式 ガス圧作動方式
全長 1095mm(GRAM61)
1103mm(GRAM63)
重量 4600g(弾倉未装着時)
歴史 
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GRAM1960年代スウェーデンのカールグスタフ銃器工廠が試作したアサルトライフルである。使用弾薬からバトルライフルに分類される場合もある。

概要

GRAMはスウェーデン陸軍の主力小銃であるAg m/42の後継として開発された自動小銃で、1961年に開発されたGRAM 61(Automatkarbin fm/1961)と、1962年に開発されたGRAM 63(Automatkarbin fm/1963)が存在する。この二つの小銃は、戦前よりスウェーデン軍の標準弾薬であった6.5x55mm弾を使用するモデルと、NATOの標準弾薬である7.62x51mm NATO弾を使用するモデルがそれぞれ試作された[2][3]

軍のトライアルには7.62mm仕様のGRAM 63の他にスプリングフィールド M14ヴァルメト Rk60シグ SG510FN FALH&K G3が提出され、最終的にはGRAM 63、FAL、G3の三種類まで絞り込まれたが、GRAM 63は経済的な理由により採用されなかった[1]

特徴

GRAM 61(上)とGRAM 63(下)。GRAM 63は折畳式銃床が取り外されている。

GRAM 61とGRAM 63の内部構造は殆ど同一であるが、外見の違いによって容易に区別が可能である。

双方とも製のハンドガードとグリップパネルを備えているが、GRAM 63のハンドガードには指掛け溝が追加されており、グリップパネルも固定方法が異なっている。

また、銃床はどちらもFAL PARA(FALの空挺部隊向け仕様)に類似した折畳式であるが、これもGRAM 61とGRAM 63では僅かに形状が異なっている。

その他にもレシーバーやマガジンハウジング、フラッシュハイダー等の形状も差異がある。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b Swedish military assault rifles 1945 - 1990, Ak4 and Ak 5.”. 2020年2月1日閲覧。
  2. ^ Automatkarbin fm/1961”. 2020年2月1日閲覧。
  3. ^ Automatkarbin fm/1963”. 2020年2月1日閲覧。

関連項目




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