East European Cratonとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > East European Cratonの意味・解説 

東ヨーロッパ・クラトン

(East European Craton から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/12 09:18 UTC 版)

世界の地質学的区域図(アメリカ地質調査所
  楯状地
  造山帯
  盆地
  大陸地殻延長部
海洋地殻:
  0-20 Ma (100万年前)
  20-65 Ma
  >65 Ma

東ヨーロッパ・クラトン(ひがしヨーロッパ・クラトン、: East European craton)は、構造地質学におけるクラトンのひとつである。現在の、バルティカ大陸始原プレートの中核であり、3つの地殻区域: 北西のフェノスカンジア楯状地、東のヴォルガ・ウラル・クラトン、南のサルマティア・クラトン から構成される、非常に広大な地質学的区域である。

概要

東ヨーロッパ・クラトンを構成する、フェノスカンジア楯状地はバルト楯状地 を含み、始生代原生代初期の雑多な地殻の寄せ集めである。サルマティア・クラトンは、さらに古い始生代の地殻から成る。ヴォルガ・ウラル地域は、堆積物で厚く覆われているが、深部への掘削により、ほとんどが始生代の地殻であることを明らかになっている。東ヨーロッパ・クラトンには、フェノスカンジア楯状地/バルト楯状地とウクライナ楯状地という、2つの楯状地がある。ウクライナ楯状地とヴォロネジ山塊 (Voronezh Massif) は、南西と東側は 3.2 - 3.8 Ga(10億年前)の始生代の地殻から構成され、その他の地域は 2.3-2.1 Ga の原生代初期の造山帯から構成される。

中央ロシアのウラル山脈は、東ヨーロッパ・クラトンの東の端にあたり、原生代末期の、東ヨーロッパ・クラトンとシベリア・クラトンの造山型の衝突の痕跡である。中央ロシアのクラトンの南の境界は、サルマティア・クラトンが、顕生代の厚い堆積物と、アルプス造山運動により地中深くまで埋められる箇所に相当する。間に挟まった古生代後期の Donbass 褶曲帯(プリピャチ-ドニエプル-ドネツ オラーコジンとしても知られている)は、サルマティア・クラトンを横断して、これをウクライナ楯状地とヴォロネジ山塊に分割している。

プラットフォームの基盤岩

最も特徴的な 東ヨーロッパ・クラトンの物理地質学的様相は、その幅 3000 km におよぶプラットフォームを覆う、広大な厚さ 3 km あるいはそれ以上のリフェアン(Riphean; 原生代中期から後期を指す地質年代)堆積層である。これは、基盤岩が露出した、バルト楯状地の北西部分と、南西にあるウクライナ楯状地との間で、鋭いコントラストを示している。リソスフェアの厚さも、ウクライナの 150 - 200 km、ロシア南部の 120 km、バルト楯状地北西部分の 250 km 以上というように、場所により大幅に変化し、これに伴って地殻の厚さも非常に大幅に変化する。クラトンの中にある楯状地は、全て露出した結晶性の地殻である。これに対して、クラトンのプラットフォームの部分は、結晶性の地殻あるいは基盤岩が、より若い堆積物により覆われている。従って、東ヨーロッパ・クラトンの地殻は、バルト楯状地及びウクライナ楯状地と、堆積物で覆われたプラットフォームの基盤岩から構成されることになる。

初期のプレート運動

東ヨーロッパ・クラトンは、大部分が初期の深いマントルプルームに起源を持つ、広大な原生代と古生代の地溝を伴う、非常に複雑なプレート活動履歴を持つ。

参考文献

関連項目


「East European craton」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「East European Craton」の関連用語

East European Cratonのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



East European Cratonのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの東ヨーロッパ・クラトン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS