国鉄EF71形電気機関車とは? わかりやすく解説

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国鉄EF71形電気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/03 16:55 UTC 版)

EF71形は、日本国有鉄道(国鉄)が製造した交流電気機関車である。


注釈

  1. ^ 福米形と呼ばれる1 - 12が該当。
  2. ^ 交流電化試験線区で一部に直流電化区間を有した仙山線も全区間の交流電化切替が決定した。
  3. ^ 新製直後は冬期を中心にプロテクターを装備して運用していたが、視界を妨げることから次第に使用されなくなった。
  4. ^ 製造当初は交流機であることで粘着性能を楽観視していた節があった[2]が、後に許容される軸重5%分の死重を搭載し100.8tまで自重を増加することになり[3]、より旧式ではあるが、モーターが永久並列制御のEF70では死重搭載はなされなかったよう[4]に、用途と出力に見合った粘着係数が確保できていれば全く不要な措置であった。
  5. ^ 下り列車は関根まで、上り列車は庭坂までの区間で用いた。
  6. ^ 1968年9月から翌年2月までに計32件の故障が発生。
  7. ^ 電車化後の「つばさ」や「やまばと」にも積雪時や故障などで自力登坂が困難な場合に本形式が補機として投入されたケースがある。
  8. ^ 本形式が単機で牽引していた「津軽1・2号」や「おが」(編成重量430t)と比較しても、「あけぼの」は板谷峠での遅延が頻発していた。
  9. ^ 20系客車はこの改造後も重量増に伴う形式変更は行われておらず、こうした現場での混乱の一因となった。
  10. ^ 1980年10月以降のED78形は福島機関区に14両配置であったが、奥羽本線内の運用以外に仙台での夜間滞泊や重連もある仙山線運用が含まれており、「あけぼの」運用も一部が仙山線運用への送り込み・返却を兼ねていたものの仙山線へ充当する両数の都合予備車確保が難しくなっていた。
  11. ^ ダイヤ改正前は20系時代を踏襲しA寝台車2両を連結した24系24形12両編成(秋田運転所配置)による2往復であったが、ダイヤ改正後は「出羽」「ゆうづる」1往復と共通運用となるオロネ24を1両連結した秋田運転所配置の24系24形12両編成による2往復、青森運転所配置の24系25形12両編成による1往復の合計3往復となった。
  12. ^ 1986年11月のダイヤ改正で3往復とも10両編成に変更されたが以後も多客期にはB寝台車2両を増結しており[19]、さらに1989年には「あけぼの」1往復に対してスハフ14を1両増結したことにより最大13両での運転が行われた[20]
  13. ^ 1960-70年代には10往復以上貨物列車が設定され、福島 - 米沢間ではゼオライトの工場からの出荷があった板谷駅に発着する列車も存在したが[23]、1984年2月ダイヤ改正では福島 - 山形間で計5往復に縮小[24]、1986年11月ダイヤ改正では漆山 - 秋田間で貨物列車自体が全廃、山形への専用貨物列車は多くが仙山線経由に変更されたこともあり臨時を含め3往復(重連運用は1.5往復)にまで削減された[25]
  14. ^ 1991年2月には陸羽東線内での工事により奥羽本線経由で運転された下り「あけぼの」を、同年8月には臨時急行「ざおう」を運用の都合から福島 - 新庄間を通して牽引した。

出典

  1. ^ 『レイル』1983年春の号 p90
  2. ^ 鉄道ジャーナル1980年6月号 P.46
  3. ^ 交流電気機関車ガイドブックEF71 14~の頁
  4. ^ 交流電気機関車要論 第9章「交流電気車両の性能と定格」P.100
  5. ^ 『レイル』1983年春の号 P.92
  6. ^ 『レイル』1983年春の号 P.90、98
  7. ^ 『レイル』1983年春の号 p97-98
  8. ^ 『レイル』1983年春の号 p95
  9. ^ 『レイル』1983年春の号 p70、p97
  10. ^ 鉄道ピクトリアル1985年3月号、24P
  11. ^ a b 『レイル』1983年春の号、P98
  12. ^ 『鉄道ジャーナル 別冊 青い流れ星 ブルートレイン』、1978年8月、P42-43。
  13. ^ 『レイル』1983年春の号、P99
  14. ^ 実業之日本社『ブルーガイドL [鉄道シリーズ]2 カタログブルートレイン』、1981年7月、P.42-45
  15. ^ 『鉄道ファン』1982年7月号、P.38
  16. ^ 鉄道ジャーナル』1982年7月号、P.11、P.15
  17. ^ 保育社『国鉄の車両5 奥羽・羽越線』1984年10月、P.156-157
  18. ^ 『鉄道ジャーナル 別冊No.14 青い流れ星 ブルートレイン 第3集 “60・3”ダイヤ改正最新版』1985年7月、P.86、車両運用一覧(巻末資料)
  19. ^ 『鉄道ファン』1987年10月号、P.26-28
  20. ^ 鉄道ジャーナル』1989年10月号、P.44-45
  21. ^ 『鉄道ファン』1990年8月号、P.48
  22. ^ 『レイルマガジン』1988年11月号、P.126
  23. ^ 『レイル』1983年春の号、P100
  24. ^ 『レイルマガジン』1984年8月号、P.14-15
  25. ^ 『鉄道ファン』1987年3月号、P.41
  26. ^ 『レイルマガジン』通巻120号、p.133


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