EDHEC経営大学院とは? わかりやすく解説

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EDHEC経営大学院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/07 01:17 UTC 版)

EDHEC経営大学院
種別 高等商業学校グランゼコール
設立年 1906年
学長 エマニュエル・メテ(Emmanuel Métais)学監
教員数
常勤教員134名
非常勤教員810名
学生総数 学部生6000名
大学院生10000名
所在地 フランスリール
フランスニース
フランスパリ
イングランドロンドン
シンガポール
公式サイト www.edhec.edu
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ノール高等商業学校: École des hautes études commerciales du Nord)またはEDHEC経営大学院(EDHEC Business School)は、フランス高等商業学校。欧州随一のビジネススクールとして知られる。1906年に仏北部のリールで創立され、1951年に現校名に改称した。

近年金融分野に関してはFT2017ランキングで世界1位である。EQUISAMBAAACSBの3団体より認定を受ける世界に73校しかないビジネススクールの一つ(全ビジネススクールの1%)。

ランキング

-MSc in Finance-

フィナンシャル・タイムズ(2017年)

世界1位にランクインした。[1]

 参考:米MIT:5位、英オックスフォード大学:11位   

-Master in Management (MiM)-

応募者6200名中、380名が毎年入学する。入学者は2年間の準備期間であるグランゼコール準備級のHEC準備級(classes préparatoires HEC)後に行われる入試(Concours)の結果によって選ばれる。基本的には3年間のプログラムであるが、通常は1年間のインターンシップを2年次と3年次の間に行う。

フィナンシャル・タイムズ

  • 2021年 フランス4位、ヨーロッパ9位、世界9位
  • 2023年 フランス5位、ヨーロッパ10位、世界11位

-MBA-

英国エコノミスト

  • 2016年 フランス3位、ヨーロッパ7位、世界24位
  • 2021年 世界7位
  • 2022年 世界18位

QS World University Ranking

  • 2017年 フランス3位、ヨーロッパ15位、世界29位
  • 2021年 世界38位
  • 2022年 世界43位
  • 2023年 世界45位

フィナンシャル・タイムズ

  • 2018年 フランス3位、世界75位
  • 2023年 世界47位
  • 2016年にフランスのINSEAD(インシアード)が、Harvard Business School(ハーバードビジネススクール)を抜き、世界1位になっていることからも、フランス国内の教育水準の高さが受け取れる。

 参考:Global MBA Ranking 2016

  • 1位:INSEAD(France)
  • 2位:Harvard Business School(US)
  • 3位:London Business School(UK)
  • 4位:University of Pennsylvania(Wharton)(US)
  • 5位:Stanford Graduate School of Business(US)

フランスの有名経済誌Le Point(2009年)

The Economist Intellegence Unit(2007年)

  • 「Potential to Network」部門において、世界2位。

立地

リール近郊のほか、パリ南仏ニース、イギリスのロンドンに校舎がある。

そのなかで南フランス(コートダジュール)のニースは、世界有数のリゾート地として知られ、その中心地のひとつでもあるニースには毎年セレブが集まる。

ニースに校舎がある理由としては、ニースから車で30分ほどのところにあるソフィア・アンティポリス(Sofia Antipolis)はヨーロッパのシリコンバレーとも呼ばれ、コンピュータや情報機器メーカー、ハイテク関連の研究所などが集積し、多文化、多国籍、多人種が集まるユニークな地域であることが起因し、技術系に強いことがある。

さらに、IBMテキサス・インストゥルメンツヒューレット・パッカードシーメンスなど、IT業界の世界的大企業の欧州拠点もあり、1989年にフランステレコム、ヒューレット・パッカードをはじめとするテクノロジー系企業がマネージメント教育を強化するための教育機関として設立した学校であるというのも理由の一つである。

グランゼコール

EDHEC Business Schoolは商業系の名門グランゼコールの1つである。 フランスには大学のほかに、グランゼコールと呼ばれるエリート養成学校があり、大統領、首相をはじめとした国家の要職、大企業のCEOなどはみなグランゼコール出身である。日本ではグランゼコールが大学院と訳されることがあるが、大学とはそもそも別系統であるため、ミスリーディングである。 日本で言うと大学校の位置づけに近いかもしれない。グランゼコールへの進学が許されるのは同年代の若者のほんの数%のみとされている。 グランゼコールはフランス全体で二百数十校あり、理系、行政系、商業系に分かれている。 特に、理系のエコール・ポリテクニークと行政系のENA(国立行政学院)が有名である。グランゼコールのうち商業系で名門とされているグランゼコールとして上記のHEC、EDHEC、EMLyonのほか、ESCPやESSECといった学校があり、これらもMBAプログラムを運営している。グランゼコールはフランス人にとっては非常に狭き門である。[2]

著名な出身者

世界120カ国にわたり、下記の著名人を含む、2万5千人以上の卒業生を輩出している。

出典

  1. ^ Masters in Finance Pre-experience 2016
  2. ^ 欧州MBAランキング-フランス30代からのMBA挑戦

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