ズルシン【テルペン】
分子式: | C52H84O22 |
その他の名称: | ズルシン【テルペン】、Dulcin【terpene】、16α-Hydroxy-3β-[(2-O-β-D-glucopyranosyl-α-L-arabinopyranosyl)oxy]olean-12-en-28-oic acid 6-O-β-D-xylopyranosyl-β-D-glucopyranosyl ester |
体系名: | 16α-ヒドロキシ-3β-[(2-O-β-D-グルコピラノシル-α-L-アラビノピラノシル)オキシ]オレアナ-12-エン-28-酸6-O-β-D-キシロピラノシル-β-D-グルコピラノシル |
ズルチン
分子式: | C9H12N2O2 |
その他の名称: | ズルシン、バルジン、スクロール、p-フェネトールカルボアミド、Dulcin、Sucrol、Valzin、p-Phenetolcarbamide、1-(4-Ethoxyphenyl)urea、ドウルシン、ズルチン、ドウルチン、シュクロール、p-フェネトールカルバミド、スエストッフ、NCI-C-02073、Dulcine、p-Phenetolecarbamide、Suesstoff、(p-Ethoxyphenyl)urea、(4-Ethoxyphenyl)urea |
体系名: | (p-エトキシフェニル)尿素、1-(4-エトキシフェニル)尿素、(4-エトキシフェニル)尿素 |
ズルチン
(Dulcin から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/14 03:01 UTC 版)
ズルチン(dulcin)とは、4-エトキシフェニル尿素の慣用名である。かつて安価な人工甘味料として、当時は高価であった砂糖の代用として用いられていたものの、毒性が問題になったために、多くの地域で使用禁止されていった。しかし、安価で合成も容易であるため、毒性が明らかになり先進国で使用禁止されてからも日本では使用が続けられたり、その日本ですら禁止されてからも中華人民共和国で使用されたりした。
注釈
- ^ 参考までに、この日本でのズルチンの検査は、21世紀初頭においても続けられている。例えば、この検査のために、ズルチンの標準品が必要な場合もあり、日本国内でもズルチンの入手自体は可能である。
- ^ 島根県などにおいて、代満(しろみて)とは、田植えが終わった事を意味する言葉である。
- ^ 島根県における「餡つけ餅」とは、米粉を原料にした蒸し団子を、ソラマメの餡で包んだ菓子である。
出典
- ^ 終戦直後の日本p89、2015年6月22日発行 彩図社
- ^ a b c d ズルチン標準品、和光純薬工業
- ^ a b c “ズルチンによる食中毒事件”. 食品衛生学雑誌 10 (2): 112-113. (1969). doi:10.3358/shokueishi.10.112 .
- ^ “Agents Classified by the IARC Monographs, Volumes 1–130”. 2022年2月9日閲覧。 "Dulcin"として。
- ^ “Dulcin (IARC Summary & Evaluation, Volume 12, 1976)”. 2022年7月10日閲覧。 ラットで良性の腫瘍が見つかった例が2例のみ、としている。
- ^ 戦後生活文化史 尾崎秀樹・山田宗睦
- ^ 谷村 顕雄 『食品添加物の実際知識(第4版)』 p.14 東洋経済新報社 1992年4月16日発行 ISBN 4-492-08349-9 ・妹尾 昇 (1968). “食品衛生研究”. 食品衛生研究 18 (9).
- ^ O.G. Fitzhugh, A.A. Nelson, J.P. Frawley (1951). “A Comparison of the Chronic Toxicities of Synthetic Sweetening Agents” (英語). Journal of the American Pharmacists Association (Scientific Edition) (American Pharmacists Association) 40 (11): 583–586.
- ^ a b 谷村 顕雄 『食品添加物の実際知識(第4版)』 p.13 東洋経済新報社 1992年4月16日発行 ISBN 4-492-08349-9
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