クリサリス・グループとは? わかりやすく解説

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クリサリス・グループ

(Chrysalis Group から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/23 01:33 UTC 版)

クリサリス・グループ (Chrysalis Group) は、会長であるクリス・ライト英語版と、テリー・エリス英語版が創設した、イギリスのメディア企業。ライトは、2009年の「サンデー・タイムズ・リッチ・リスト英語版」 (Sunday Times Rich List 2009) で名前の上がったイギリスの富豪1,000人のひとりであった[1]。もともとテレビや書籍出版、ラジオなどに関わっていたクリサリスは、事業の焦点を音楽出版、音楽録音、アーティスト・マネジメント、娯楽関係商品の流通などに当てるようになっている。グループの音楽関係部門には、ザ・ヒット・レーベル (The Hit Label)、エコー (Echo)、パピヨン・レコード (Papillon Records) がある。

グループのテレビ関連部門は2003年にオール3メディア (All3Media) に売却された。クリサリス・レコード1991年EMIに売却され、クリサリス傘下だった音楽出版社クリサリス・ミュージック2010年9月にBMGライツ・マネジメント英語版が取得した。2012年にはユニバーサル ミュージック グループ (UMG) がEMIを吸収した。その後、クリサリスのレーベルは、ワーナー・ミュージック・グループ (WMG) が買収した。WMGは、クリサリス・ブックス・グループ (Chrysalis Books Group) を傘下のインプリントであるバッツフォード・ブックス (Batsford Books)、ロブソン・ブックス (Robson Books) ともどもマネジメント・バイアウトで手放し、アノヴァ・ブックス(Anova Books:その後、パビリオン・ブックス英語版と改称)が2005年に独立した[2]2007年には、クリサリス・ラジオ (Chrysalis Radio) が、1.7億ポンドでグローバル・ラジオ(Global Radio:後のグローバル英語版)に売却された[3]

かつてクリサリスが所有していた過去の録音は、二分され、アメリカ合衆国関係のカタログをUMG傘下のキャピトル・レコードが所有し、それ以外をブルー・レインコート・ミュージック (Blue Raincoat Music) が所有しているが、後者にはスージー・クアトロスティーヴ・ハーレイ&コックニー・レベルアスリートファン・ラヴィン・クリミナルズ英語版などの過去の録音が含まれている。ブルー・レインコート・ミュージックが、WMGからクリサリスを買ったのは、2016年5月であった[4][5]

脚注

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