クリミア・コンゴ出血熱
シー‐シー‐エッチ‐エフ【CCHF】
読み方:しーしーえっちえふ
クリミア・コンゴ出血熱
(CCHF から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/29 06:31 UTC 版)
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| クリミア・コンゴ出血熱 | |
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| 別称 | Crimean-Congo hemorrhagic fever |
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| 出血症状を起こしているクリミア・コンゴ出血熱患者 | |
| 概要 | |
| 診療科 | 感染症 |
| 症状 | 発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、結膜炎、嘔吐、下痢など |
| 原因 | クリミア・コンゴ出血熱ウイルス |
| 合併症 | 出血傾向(消化管出血など)、肝機能障害 |
| 治療 | リバビリンの投与 輸液による全身状態の改善など |
| 予後 | 不顕性感染が多いが、一度発症してしまうと致死率20%以上。 |
| 分類および外部参照情報 | |
クリミア・コンゴ出血熱(クリミア・コンゴしゅっけつねつ、Crimean-Congo hemorrhagic fever (CCHF))はブニヤウイルス綱ハレアウイルス目ナイロウイルス科に属するクリミア・コンゴ出血熱ウイルス(Crimean-Congo hemorrhagic fever orthonairovirus)による感染症である。
ウイルス性出血熱の一つ。
概要
クリミア・コンゴ出血熱ウイルスは、ダニ間およびダニとヒツジやヤギなどの動物との間で生活環を形成している。このウイルスに感染したダニに咬まれたり、感染動物の組織や血液に接触したりすることでヒトに感染する。また、動物からヒトへの感染だけでなく、罹患者の血液や体液に触れることにより、ヒト-ヒト間での感染も起こる。日本では、感染症法で一類感染症に指定されている。
発生地域
患者発生地域は宿主となるダニの分布に一致し、アフリカ大陸、東ヨーロッパ、中近東、中央アジア諸国、南部アジアである。存在が知られるようになったきっかけは、1944年から1945年にかけてクリミア地方の赤軍兵士の間で出血を伴う急性熱性疾患が発生したことによる。その後、1956年にコンゴ地方(中部アフリカ)で分離されたウイルスと同一であることが確認され、病名に両地域の名前がつけられることとなった[1]。
症状
潜伏期間は2 - 10日(資料によっては3 - 6日)[2]。ただし、マダニ刺咬の場合は2 - 9日、感染動物やヒトの血液・体液との直接接触の場合は5 - 13日と分ける資料もある[3]。
潜伏期の後、突発的で非特異的な発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、腹痛、下痢などが出現する[3]。重症化すると口腔や鼻腔、歯肉、結膜、皮膚、消化管などから出血を起こす[3]。
本疾患はエボラ出血熱など他のウイルス性出血熱と比べても、最も出血症状が顕著と言われる。また、重度の肝機能障害を伴う[2]。
診断と治療
検査所見では、末梢血血液検査において血小板・白血球(特にリンパ球)の減少、尿検査において血尿・蛋白尿がみられる。ウイルス抗原・抗体の検出により確定診断される。治療は、患者の隔離、輸液・電解質補正、輸血などの対症療法のほか抗ウイルス剤(リバビリン)の投与、2次感染の予防として抗生物質の投与が行われる。
出典
- ↑ “クリミア・コンゴ出血熱とは”. 国立感染症研究所. 国立感染症研究所. 2014年3月23日閲覧.
- 1 2 3 “日本小児科学会 予防接種・感染対策委員会「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」”. 厚生労働省. 2020年1月22日閲覧。
- 1 2 3 4 “(2)クリミア・コンゴ出血熱 - 東京都感染症情報センター”. 東京都感染症情報センター. 2026年6月9日閲覧。
関連項目
外部リンク
- クリミア・コンゴ出血熱(Crimean-Congo hemorrhagic fever) - 厚生労働省
- クリミア・コンゴ出血熱 - 国立健康危機管理研究機構
- CCHFのページへのリンク