バシリナとは? わかりやすく解説

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バシリナ

(Basilina から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/20 03:50 UTC 版)

バシリナ
配偶者 ユリウス・コンスタンティウス
子女 ジュリアン
父親 ジュリアス・ユリアヌス
出生 小アジア
死亡 332もしくは333
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バシリナ (ギリシア語: Βασιλίνα、332もしくは333没[1][2]) はユリウス・コンスタンティウスの妻であり、ローマ皇帝フラウィウス・クラウディウス・ユリアヌス (r. 361–363)の母である。

ビテュニアの都市バシリノポリスは[注釈 1] [2]、彼女に敬意を表し命名された。

略歴

バシリナは小アジアギリシャ人として生まれた[3][4]

カエイオニウス・ユリアヌス・カメニウス[5]、あるいはユリウス・ユリアヌスの娘だと思われ[1][2]、宦官マルドニウスから古典教育を受けた[注釈 2][1]。バシリナはユリウス・コンスタンティウスの二人目の妻となり、ユリアヌスを産んだ[2]。バシリーナは産後数ヶ月で亡くなった。彼女の姉はプロコピウスの母である[1][2]

バシリナはキリスト教徒で、当初はアリウス派を支持していたが、遺産として自分の土地をエフェソス教会に与えた[2]。彼女は、息子の家庭教師であったニコメディア司教エウセビオスの親戚であった。

脚注

注釈

  1. ^ 現在のトルコ、パルザキョイ
  2. ^ ホメロスヘシオドスなど

出典

  1. ^ a b c d Baynes 1911, p. 63.
  2. ^ a b c d e f Jones, Martindale & Morris 1971, "Basilina", p. 148.
  3. ^ Norwich 1989, p. 83: "Julius Constantius [...] Constantine had invited him, with his second wife and his young family, to take up residence in his new capital; and it was in Constantinople that his third son Julian was born, in May or June of the year 332. The baby's mother, Basilina, a Greek from Asia Minor, died a few weeks later [...]"
  4. ^ Bradbury 2004, p. 58: "JULIAN THE APOSTATE, FLAVIUS CLAUDIUS JULIANUS, ROMAN EMPEROR (332–63) Emperor from 361, son of Julius Constantius and a Greek mother Basilina, grandson of Constantius Chlorus, the only pagan Byzantine Emperor."
  5. ^ DiMaio 1997.

参考文献




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