バニステリオプシス・カーピ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/10/29 22:19 UTC 版)
バニステリオプシス・カーピ(Banisteriopsis caapi)は、一般にアヤワスカ、カーピ、ヤヘ[2]と呼ばれ、南米のキントラノオ科のつる植物。煎じ汁のアヤワスカの調合に用いられ、これはエンセオジェンとして「植物の師匠」(plant teacher)として、アマゾン熱帯雨林の先住民に用いられてきた歴史がある。本種はハルマラ・アルカロイドのハルミンとハルマリン、テトラヒドロハルミンを含有する。これらのアルカロイドはモノアミン酸化酵素阻害薬 (MAOI) として作用するβ-カルボリン系のアルカロイドである。 アヤワスカのもう一つの原料であるサイコトリア・ヴィリディス (Psychotria viridis) は、主な向精神性の物質であるN,N-ジメチルトリプタミン (DMT) を含み、このMAOIはDMTを経口で摂取しても作用するようにする。 本種の茎には、0.11-0.83%のβ-カルボリンが含まれ、ハルミンとテトラヒドロハルミンがその主な組成物である。[3] 本種の全部位にアルカロイドが含まれている[4][信頼性要検証]。
- ^ "Banisteriopsis caapi". Germplasm Resources Information Network (GRIN). Agricultural Research Service (ARS), United States Department of Agriculture (USDA). 2018年2月2日閲覧。
- ^ アヤワスカの別名は、yagé であり、イェージとかヤヘ、ヤヘイと呼ばれる。出典: 奥成達「幻のドラッグイェージを飲むための二、三の注意事項―中島らもさん江」『ユリイカ』第24巻第5号、1992年、 133-143頁。
- ^ a b c d Callaway, J. C.; Brito, Glacus S.; Neves, Edison S. (June 2005). “Phytochemical analyses of Banisteriopsis caapi and Psychotria viridis”. Journal of Psychoactive Drugs 37 (2): 145–150. doi:10.1080/02791072.2005.10399795. PMID 16149327.
- ^ Ayahuasca: alkaloids, plants & analogs
- ^ International control of the preparation "ayahuasca", letter from the United Nations International Narcotics Control Board
- ^ Alethia, Caroline (2011). Plant Teacher. United States: Viator. ASIN B006QAECNO. ISBN 1468138391
[続きの解説]
「バニステリオプシス・カーピ」の続きの解説一覧
- 1 バニステリオプシス・カーピとは
- 2 バニステリオプシス・カーピの概要
- 3 さらに読む
このページでは「ウィキペディア」からバニステリオプシス・カーピを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からバニステリオプシス・カーピを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からバニステリオプシス・カーピを検索
Weblioに収録されているすべての辞書からバニステリオプシス・カーピを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からバニステリオプシス・カーピを検索 - バニステリオプシス・カーピのページへのリンク
