アンナ・ボックとは? わかりやすく解説

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アンナ・ボック

(Anna Boch から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/31 01:26 UTC 版)

アンナ・ボック
Anna Boch
1900年以前
生誕 (1848-02-10) 1848年2月10日
ベルギー エノー州サン=ヴァ
死没 1936年2月25日(1936-02-25)(88歳)
ベルギー ブリュッセル・イクセル区
国籍 ベルギー
著名な実績 画家
運動・動向 新印象派、印象派

アンナ・ボック(Anna Rosalie Boch、1848年2月10日 - 1936年2月25日)は、ベルギーの画家。

生涯

1848年、ロイヤル・ボック陶磁器社の創立者でビレロイ&ボッホ社の役員でもあった父ヴィクトル・ボックのもとに生まれた。弟は画家・詩人のウジェーヌ・ボック。

風景画家ピーター・ルートヴィヒ・キューネン(英語版)、ユーフロジーヌ・ベールナールトの下で絵を勉強した。また友人イジドール・ヴェルヘイデンからも助言を受けた。1885年、20人展グループに唯一の女性会員として加入した。1886年、同グループの会員であったテオ・ファン・レイセルベルヘと知り合い、交友を深めた。同年から1993年にかけて20人展に出品する[1]。

1890年
テオ・ヴァン・ライセルベルヒ筆「アトリエのアンナ・ボック」
(1893年)

1903年からブリュッセルのイクセル区に住み、1936年同地で没した[1]。

ジュリエット・サミュエル・ブラム(オランダ語版)「 アンナ・ボックの胸像」

作品

新印象派のジョルジュ・スーラの理論と点描による明るい色彩に触れ、1889年-1890年頃の作品にはその顕著な影響が見られる。1890年代には、クロード・モネのような色彩分割による「風景の中の女性」(1890年-1892年頃、アムステルダム市立美術館)を描いている。その後、レイセルベルヘ、アルフレッド・フィンチ、ポール・シニャックのように色面を広げる手法を試み、「ブルターニュの海岸」シリーズ(1900年-1902年)を制作した。同シリーズの最も有名なものは1902年にベルギー政府により買い取られベルギー王立美術館に収蔵されている[2]。

20人展が解散し、レイセルベルヘもパリへ移住してしまうと、ボックの作風は少しずつ旧来の印象派に回帰していった。1914年以降は外出を控えるようになり、静物画や肖像画を主に描くようになった[3]。

芸術家の支援

ボックは、無名の芸術家への支援を惜しまず、様々な画家の作品を買い取った。1927年、彼女はジェームズ・アンソールの「ロシアの音楽」(1881年)をベルギー王立美術館に寄贈している。また、シニャックの「岩の入江」(1906年)、スーラの「セーヌ川のグランド・ジャット島」(1888年)、ポール・ゴーギャンの「野原の会話」(1888年)を遺贈している。そのほか、エミール・ベルナール、アルベール・マルケ、ジョルジュ・レメン、フィンチ、ヤン・トーロップ、ギヨーム・ヴォーゲルス、Jefferys、ルイ・アルタン、アンリ・ド・グルー、フィンセント・ファン・ゴッホなどの作品を収集していた[4]。ゴッホは、弟ウジェーヌの友人であり、ゴッホから買い取った「赤い葡萄畑」は、ゴッホの生前に売れた唯一の作品であると一般に言われている(他に売れた作品があるとする説もある)。

脚注

  1. ^ a b Gaze (1997: 181)。
  2. ^ Gaze (1997: 182)。
  3. ^ Gaze (1997: 182-83)。
  4. ^ Gaze (1997: 183)。

参考文献

関連項目

外部リンク




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