ARMATとは? わかりやすく解説

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ARMAT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/10/24 05:38 UTC 版)

ARMAT
種類 対レーダーミサイル
原開発国 フランスの旗 フランス
運用史
配備先 フランスの旗 フランス
 エジプト
クウェートの旗 クウェート
イラクの旗 イラク
諸元
重量 550 kg (1,210 lb)[1]
全長 4.15 m (13 ft 7 in)[1]
直径 0.40 m (16 in)(胴体)[1]

弾頭 160 kg (350 lb) 半徹甲榴弾

エンジン 固体燃料ロケット
翼幅 1.20 m (3 ft 11 in)[1]
誘導方式 パッシブ・レーダー・ホーミング
発射
プラットフォーム
航空機
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ARMAT(Anti-Radar Matra)は、フランス製の対レーダーミサイルで、英仏共同開発のMARTELの発展型である。フランス空軍に採用され、他のいくつかの国にも輸出され、イラク軍によって実戦で使用された。

開発

MARTELは英仏共同開発プログラムとして、テレビ誘導型(英国のみが運用)と対レーダー型(両国が運用)の2つのバージョンで開発された。MARTELの後継機については、イギリスとフランスはそれぞれ独自の計画を進めた[2][3]。イギリスのブリティッシュ・エアロスペース社は、対艦ミサイル シー・イーグル(MARTELと類似した機体構造を持ちつつ、ターボジェットエンジンを搭載し、アクティブ・レーダー・ホーミング方式を採用)と、より小型の対レーダーミサイル ALARMを開発した[4][5]。一方、フランスは対レーダーミサイルに対する自国の要求を満たすため、マトラ社がMARTELをベースにARMATを開発した[6][7]。この開発は1979年に開始された。ARMATはMARTELと同一の機体構造を採用しているが、より高インパルス ロケットモーターを搭載し[6]、ホーミング・シーカーや電子機器も改良されていた[7]。

ARMATは、想定される標的に応じて異なる周波数範囲(LバンドからXバンドまで)をカバーする、交換可能な複数のホーミングヘッドを備えていると報告されており[7]、高高度または低高度の両方から発射でき[7]、射程は40km(25mi、22nm)から120km(75mi、65nm)と報告されている[6]。飛行速度は亜音速域の上限に近い高速だが、急降下時には超音速に達する[6]。搭載可能な弾頭の重量は150kg(330lb)[7]から160kg(350lb)[6]である。

運用実績

イラクはARMATの開発に早期から関心を示し[8]、イラン・イラク戦争中に同ミサイルを使用し[7]、1982年にイラク軍に配備した[9]。ARMATは1984年にフランス空軍にも配備された[7]。

ARMATは、ミラージュF1、ミラージュ2000、SEPECAT ジャギュア 戦闘攻撃機、そしてブレゲー 1150 アトランティック 哨戒機への搭載が承認されている[7]。1988年には、MARSと呼ばれる改良型が提案された[7]。フランスが保有するARMATは、1990年代初頭にアップグレードされた可能性がある[7]。

脚注

出典

  1. 1 2 3 4 Freidman 1997, p. 224.
  2. ↑ Pretty 1983, p. 189.
  3. ↑ Hewson 2003, p. 154.
  4. ↑ Friedman 1997, pp. 248–249.
  5. ↑ Hewson 2003, pp. 238–241.
  6. 1 2 3 4 5 Friedman 1997, p. 224.
  7. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 Hewson 2003, p. 143.
  8. ↑ de Guillebon Le Fana de l'Aviation February 2017, p. 18.
  9. ↑ de Guillebon Le Fana de l'Aviation April 2017, p. 64.

参考文献

外部リンク




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