6つのメヌエット (ベートーヴェン)とは? わかりやすく解説

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6つのメヌエット (ベートーヴェン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/26 07:45 UTC 版)

6つのメヌエットWoO.10は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン1795年に作曲し、翌年出版された作品。元はオーケストラ曲であったが、ピアノ編曲版しか現存していない[1]。中でも第2番ト長調が有名で、「ト調のメヌエット」として広く知られる。

なお、ベートーヴェンはほぼ同じころに弦楽三重奏のための『6つのメヌエット』WoO.9を作曲しているが、こちらの演奏の機会は少ない。

楽曲

以下の6曲からなる。テンポ指定はない。

  1. ハ長調
  2. ト長調
  3. 変ホ長調
  4. 変ロ長調
  5. ニ長調
  6. ハ長調

ト調のメヌエット WoO.10-2

第2番ト長調は穏やかで温かみのある旋律から、交響曲ソナタ作品などの大作と並んで広く好まれている。ト長調という調性から編曲も容易で、ヴァイオリン小品としても愛されている。

一般的な出版譜ではAllegrettoが指定される。

弱起の付点リズムではじまる優美な旋律をもつ(譜例)。編曲によってはヴァイオリンに3度の和声をつけるものもある。中間部は3度と6度の和音がアルペジョで歌われる。


\new PianoStaff << \relative c''
\new Staff {\key g \major \time 3/4 \partial 4  <g b>8.( <a c>16 <b d>8. <ais cis>16 <b d>8. <ais cis>16 <b d>8. <ais cis>16) <b d>2( <c e>8. <gis b>16) <a c>2( <b d>8. <fis a>16) <g b>4 r}
\new Staff \relative c {\key g \major \time 3/4 \clef bass \partial 4 r4 g b d g g, r d' d, r g g,}
>>

出典

  1. ^ 6つのメヌエット - オールミュージック. 2025年2月26日閲覧。

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