56式自動小銃とは? わかりやすく解説

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56式自動小銃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/12/19 17:01 UTC 版)

56式自動小銃簡体字: 56式自动步枪)は、1956年から中華人民共和国ライセンス生産されたAK-47III型のコピーである。中国北方工業公司(ノリンコ社)が製造を担当し、現在までに1,000万から1,500万挺が製造されたといわれている。中国人民解放軍全体で使用された他、様々な国の軍隊に供与された。


  1. ^ 厳密には、フロントサイト真上の部分にはねじで照準の上下を調整するために円形の穴があいている。
  2. ^ AKMの銃口の斜めに切り落とされたマズルブレーキは厳密には銃身とは別の部品であり、サプレッサーライフルグレネードのソケットなどを装備する際にはこれを取り外す。
  3. ^ これらの改良点は国ごとに取り入れている部分が異なり、中には独自の改良を加えてあるケースもある。
    ルーマニア製のAIM/AIMSや、ハンガリー製のAKM-63及びそのカービンモデルであるAMD-65は垂直のフォアグリップを装備。ユーゴスラビア(セルビア)製のザスタバM70は、銃身とガスシリンダーをつなぐガスポートに発射ガス遮断器兼用のライフルグレネード照準器を装備。
  4. ^ ユーゴスラビア紛争勃発前のユーゴスラビア社会主義連邦共和国でもザスタバ・アームズがAKシリーズを国産化していたが、ザスタバ・アームズの工場はセルビアのクラグイェヴァツに存在しているため、クロアチアではAKシリーズを別途調達する必要があった。
  5. ^ "MAZ". Military Industry Corporation. 2009-02-08 閲覧。
  6. ^ Type 56 Submachine Gun. Retrieved on October 28, 2008.


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56式自動歩槍

(56式自動小銃 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 05:38 UTC 版)

56式自動歩槍(簡体字: 56式自动步枪)は中華人民共和国で製造された自動小銃である。


注釈

  1. ^ a b 中国語で「短機関銃(機関短銃)」の意
  2. ^ 但し、冷戦終結後のAK系小銃の無断製造は東欧の旧東側諸国などでも行われていることから、中国固有の問題ではない。
  3. ^ 厳密には、カバー真上の部分には円形の小穴が開けられていて、台座にねじ込まれたフロントサイトを回して高さを微調整するための工具を通せるようになっている。
  4. ^ AKシリーズの銃口にある保護リング、斜めに切り落とされた形状のコンペンセイター、あるいはマズルブレーキは銃身先端にねじ込まれた別の部品であるため、相互に互換性がある。また取り外して、サプレッサーライフルグレネードのソケットに置き換えることも可能。
  5. ^ これらの改良点は国ごとに取り入れている部分が異なり、中には独自の改良を加えてあるケースもある。ルーマニア製のAIM/AIMSや、ハンガリー製のAKM-63及びそのカービンモデルであるAMD-65は垂直のフォアグリップを装備。ユーゴスラビア(セルビア)製のツァスタバ M70は、銃身とガスシリンダーをつなぐガスポートに発射ガス遮断器兼用のライフルグレネード照準器を装備。
  6. ^ 過去にコンバットマガジンで連載していたコラムや2017年12月号の取材でも同様の発言をしている。
  7. ^ ユーゴスラビア紛争勃発前のユーゴスラビア社会主義連邦共和国でもザスタバ・アームズがAKシリーズを国産化していたが、ザスタバ・アームズの工場はセルビアのクラグイェヴァツに存在しているため、クロアチアではAKシリーズを別途調達する必要があった。

出典

  1. ^ 松本仁一 「中国製」新幹線や銃を問う
  2. ^ “中国対ロシア:どちらのAKが優れているか”. ロシア・ビヨンド. (2019年4月5日). https://jp.rbth.com/science/81844-chuugoku-ta-roshia-dochira-no-ak-ga-sugureteiru 2019年7月16日閲覧。 
  3. ^ Gordon Rottman (24 May 2011). The AK-47: Kalashnikov-series assault rifles. Osprey Publishing. pp. 47–49. ISBN 978-1-84908-835-0.
  4. ^ Jurado, Carlos Caballero (1990). Central American Wars 1959-89. Men-at-Arms 221. London: Osprey Publishing. p. 19. ISBN 9780850459456.
  5. ^ Brayley, Martin J (2013). Kalashnikov AK47 Series: The 7.62 x 39mm Assault Rifle in Detail. Crowood. p. 32. ISBN 978-1-84797-526-3. p.160
  6. ^ Warlow, Tom (2004). Firearms, the Law, and Forensic Ballistic (2nd ed.). CRC Press. pp. 26–27, 47. ISBN 9780203568224. https://books.google.com/books?id=hrpTAdnTERAC 
  7. ^ a b Ingram, Carl (1989年5月25日). “Governor Signs Assault Weapon Legislation”. Los Angeles Times: pp. 1. http://articles.latimes.com/1989-05-25/news/mn-695_1_gun-owner-organizations-assault-weapons-assault-gun-bill 2014年11月21日閲覧。 
  8. ^ Smith, This story was reported by Times staff writers Doug. “Chilling Portrait of Robber Emerges”. 2018年4月6日閲覧。
  9. ^ 『カラシニコフ II』 松本 仁一 「第2章 ライフル業者」より。
  10. ^ http://www.americanspecialops.com/photos/navy-seals/navy-seal-type-56.php
  11. ^ Norinco AK-2000P: Balada Senapan Serbu “Kalashnikov” Produksi Cina”. 2017年1月18日閲覧。
  12. ^ MAZ”. Military Industry Corporation. 2009年2月8日閲覧。
  13. ^ Type 56 Submachine Gun. Retrieved on October 28, 2008.


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