ピリジン-2-カルボアルデヒド
2-ピリジンカルボキシアルデヒド
(2-ホルミルピリジン から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/20 22:21 UTC 版)
2-ピリジンカルボキシアルデヒド | |
---|---|
![]() |
|
pyridine-2-carbaldehyde |
|
別称
2-Pyridine carboxaldehyde
2-Pyridyl aldehyde Picolinaldehyde Picolinal |
|
識別情報 | |
CAS登録番号 | 1121-60-4 ![]() |
PubChem | 14273 |
ChemSpider | 13635 ![]() |
|
|
|
|
特性 | |
化学式 | C6H5NO |
モル質量 | 107.11 g mol−1 |
密度 | 1.126 g/mL |
沸点 | 181 °C, 454 K, 358 °F |
関連する物質 | |
関連するアルデヒド | サリチルアルデヒド キノリンカルバルデヒド |
関連物質 | ピコリン酸 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
2-ピリジンカルボキシアルデヒド(英語: pyridine-2-carbaldehyde)または2-ピリジンカルバルデヒド は、化学式がC6H5NOで表される有機化合物である。独特な臭気を持つ油状の液体。異性体に、3-ピリジンカルボキシアルデヒドと4-ピリジンカルボキシアルデヒドが存在する。
反応
アルデヒド基は求核攻撃を受けやすく、特にアミンによってシッフ塩基を形成する。薬品のプラリドキシムは2-ホルミルピリジンから二段階の反応過程で合成される。
2-ホルミルピリジンから誘導されるシッフ塩基は錯体化学では二座配位子として使われる。2-ホルミルピリジンから形成するイミンは水に対して不安定であるが、イミノピリジン錯体は非常に安定である[1]。
出典
- ^ Mal, P.; Breiner, B.; Rissanen, K.; Nitschke, J. R. (2009). “White Phosphorus is Air-Stable Within a Self-Assembled Tetrahedral Capsule”. Science 324 (5935): 1697–1699. doi:10.1126/science.1175313. PMID 19556504.
- 2-ホルミルピリジンのページへのリンク