1966年の日本グランプリ_(ロードレース)とは? わかりやすく解説

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1966年の日本グランプリ (ロードレース)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/09 14:21 UTC 版)

  1966年の日本グランプリ
レース詳細
1966年のロードレース世界選手権 全12戦中第12戦
決勝日 1966年10月15日
開催地 富士
開催コース 常設サーキット
6.000km


350 cc
ポールポジション ファステストラップ
ビル・アイビー
表彰台
1. フィル・リード
2. ビル・アイビー 3. アルベルト・パガーニ
250 cc
ポールポジション ファステストラップ
フィル・リード
2' 5" 87
表彰台
1. 長谷川弘
2. フィル・リード 3. 本橋明泰
125 cc
ポールポジション ファステストラップ
ビル・アイビー
2' 10" 530
表彰台
1. ビル・アイビー
2. 片山義美 3. 伊藤光夫
50 cc
ポールポジション ファステストラップ
片山義美
2' 26" 51
表彰台
1. 片山義美
2. ハンス=ゲオルグ・アンシャイト 3. ヒュー・アンダーソン

1966年の日本グランプリは、ロードレース世界選手権1966年シーズン第12戦として、10月15日から16日にかけて静岡県富士スピードウェイで開催された。前回までの鈴鹿に代わって、この年開業した富士で開催された日本GPは50cc、125cc、250cc、350ccが予定されていた

ホンダのワークスチームは、この日本GPを30度バンクが危険という理由で欠場した。鈴鹿サーキットはホンダのグループ企業であったが、そこから開催権を奪われたことに対する抗議だとする見方もあった[1]

しかしながら、カワサキブリヂストンといった日本メーカーが参加することとなった。カワサキはツーリスト・トロフィーでの死亡事故以来の参戦であり、デイヴ・シモンズ、クリス・ヴィンセント、安良岡健エルンスト・デグナーを擁してGPに臨んだが、デグナーはプラクティスで事故を起こし、選手生命の終わりに繋がった。

本GPは東欧のマニファクチャラーも欠場となった。350ccはフィル・リード、250ccは長谷川弘、125ccはビル・アイビー(以上はヤマハ)、50ccはスズキ片山義美が優勝した。タイトルは50ccのみが未定であったが、ホンダの欠場で、2位に入ったハンス=ゲオルグ・アンシャイトがタイトルを獲得した。

350ccクラス決勝結果

本レースは10月15日(土)に開催されたが、初めての土曜日開催であった。他のクラスは16日の日曜日に開催された[2]

順位 ライダー 車両 タイム ポイント
1 フィル・リード ヤマハ 54' 01" 38 8
2 ビル・アイビー ヤマハ +0" 11 6
3 アルベルト・パガーニ アエルマッキ + 2 Laps 4
4 バイロン・ブラック ホンダ 3
5 室町健三 ホンダ 2
6 ケント・アンダーソン ハスクバーナ 1

250ccクラス決勝結果

順位 ライダー 車両 タイム ポイント
1 長谷川弘 ヤマハ 51' 21" 520 8
2 フィル・リード ヤマハ + 2" 780 6
3 本橋明泰 ヤマハ + 26" 130 4
4 ジャック・フィンドレイ ブルタコ + 1 Lap 3
5 トミー・ロブ ブルタコ + 1 Lap 2
6 ケント・アンダーソン ハスクバーナ + 2 Laps 1

125ccクラス決勝結果

順位 ライダー 車両 タイム ポイント
1 ビル・アイビー ヤマハ 44' 17" 560 8
2 片山義美 スズキ 6
3 伊藤光夫 スズキ 4
4 本橋明泰 ヤマハ 3
5 フィル・リード ヤマハ 2
6 湯沢康治 ヤマハ 1

50ccクラス決勝結果

順位 ライダー 車両 タイム ポイント
1 片山義美 スズキ 34' 46" 98 8
2 ハンス=ゲオルグ・アンシャイト スズキ 6
3 ヒュー・アンダーソン スズキ 4
4 伊藤光夫 スズキ 3
5 トミー・ロブ ブリヂストン 2
6 ジャック・フィンドレイ ブリヂストン 1
7 アルベルト・パガーニ スズキ + 2 Laps

参照

  1. ^ 『二輪グランプリ60年史』(p.78 - p.79)
  2. ^ Il Corriere dello Sport del 17 ottobre 1966

参考文献

外部リンク


前戦
1966年のイタリアグランプリ
ロードレース世界選手権
1966年シーズン
次戦
1967年のスペイングランプリ
前回開催
1965年の日本グランプリ
日本グランプリ 次回開催
1967年の日本グランプリ



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