1930 FIFAワールドカップ・決勝とは? わかりやすく解説

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1930 FIFAワールドカップ・決勝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/21 07:53 UTC 版)

1930 FIFAワールドカップ・決勝
大会名 1930 FIFAワールドカップ
4-2によりウルグアイが優勝
開催日 1930年7月30日 (1930-07-30)
会場 エスタディオ・センテナリオ(モンテビデオ)
主審 John Langenus
観客数 68,346人
1934

1930年FIFAワールドカップ決勝は、1930年FIFAワールドカップ初代王者を決めるサッカートーナメントの試合である。ウルグアイとアルゼンチンは、1928年オリンピックの金メダルの再戦で対戦し、ウルグアイが再試合の末に勝利した。

決勝戦は7月30日、水曜日にウルグアイのモンテビデオにあるエスタディオ・センテナリオで行われた。日曜日以外の日に行われたワールドカップの決勝戦は、1966年FIFAワールドカップの決勝戦が土曜日に行われたため、2回しかない。どちらのチームが試合球を提供するかという点で、この試合に向けて意見の違いがあり、FIFAは、前半はアルゼンチン、後半はウルグアイがボールを提供するという妥協案を提示した。

スタジアムのゲートはキックオフの6時間前、朝の8時に開かれ、正午にはグラウンドは満員となり、公式には93,000人を収容した。 ウルグアイはハーフタイムに2-1のビハインドを跳ね返し、4-2でオリンピック金メダルとワールドカップ優勝に成功した。

ウルグアイ代表監督のアルベルト・スピ―シは当時31歳で、FIFAワールドカップ優勝チームの最年少監督として、現在も記録を保持している。FIFA会長ジュール・リメは、ウルグアイにワールドカップ・トロフィーを贈呈した。ブエノスアイレスでは、暴徒がウルグアイ領事館に投石したという出来事も起こった。

ウルグアイ 試合 アルゼンチン
対戦相手 結果 グループリーグ 対戦相手 結果
 ペルー 1–0 第一試合  フランス 1–0
 ルーマニア 4–0 第二試合  メキシコ 6–3
第三試合  チリ 3–1
Team Pld W D L GF GA GD Pts
 ウルグアイ 2 2 0 0 5 0 +5 4
 ルーマニア 2 1 0 1 3 5 −2 2
 ペルー 2 0 0 2 1 4 −3 0
グループリーグの結果
Team Pld W D L GF GA GD Pts
 アルゼンチン 3 3 0 0 10 4 +6 6
 チリ 3 2 0 1 5 3 +2 4
 フランス 3 1 0 2 4 3 +1 2
 メキシコ 3 0 0 3 4 13 −9 0
対戦相手 結果 決勝トーナメント 対戦相手 結果
Template:サッカーユーゴスラビア代表 6–1 準決勝  アメリカ合衆国 6–1


前半12分、パブロ・ドラドが先制したが、その8分後、アルゼンチンのFWカルロス・ペウセルが強烈なシュートでGKエンリケ・バレストレロを破り、同点に追いついた。37分には、大会得点王のギジェルモ・スタビレがゴールを決め、アルゼンチンが2-1とリードして前半を折り返す。ウルグアイは後半12分にペドロ・セアのゴールで同点に追いつき、68分にサントス・イリアルテのゴールで再びリードを奪った。後半44分、エクトル・カストロが4-2とし、ウルグアイがワールドカップ初優勝を飾った。

ウルグアイ  4 - 2  アルゼンチン
ドラド  12分
セア  57分
イリアルテ  68分
カストロ  89分
レポート ペウチェレ  20分
スタービレ  37分
エスタディオ・センテナリオモンテビデオ
観客数: 68,346人
主審: John Langenus
ウルグアイ
アルゼンチン
GK エンリケ・バレステロス
RB ホセ・ナサシ
LB エルンスト・マスチェローニ
RH ホセ・アンドラーデ
CH ロレンソ・フェルナンデス
LH アルバロ・ヘスティード
OR パブロ・ドラド
IR エクトル・スカローネ
CF エクトル・カストロ
IL ペドロ・セア
OL サントス・イリアルテ
監督:
アルベルト・スピーシ
GK フアン・ボタッソ
RB ホセ・デラ・トーレ
LB フェルナンド・パテルノステル
RH フアン・エバリスト
CH ルイス・モンティ
LH アリコ・スアレス
OR カルロス・ペウチェレ
IR フランシスコ・バラージョ
CF ギジェルモ・スタービレ
IL マヌエル・フェレイラ
OL マリオ・エバリスト
監督:
フランシスコ・オラサル
フアン・ホセ・トラムトラ

Assistant referees: Ulises Saucedo (Bolivia) Henri Christophe (Belgium)

試合ルール

  • 90分
  • 30 minutes of extra time if necessary
  • Replay if scores still level
  • No substitutions permitted



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