105/26_レイノーサ榴弾砲とは? わかりやすく解説

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105/26 レイノーサ榴弾砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/30 14:47 UTC 版)

105/26 レイノーサ榴弾砲
ラス・パルマスの第94高射砲兵連隊駐屯地に展示された105/26 レイノーサ榴弾砲(1958年型)
種類 榴弾砲
原開発国 スペイン
運用史
配備期間 1943年 - 現在
配備先 スペイン ドミニカ共和国
開発史
製造業者 ラ・ナバルスペイン語版
製造数 800 - 850門
諸元
重量 1,950 kg
全長 6.08 m
銃身 3.349 m
全幅 2.1 m
全高 2.2 m
要員数 6名

口径 105 mm
砲尾 水平鎖栓式
反動 油気圧式
仰角 -5°から+45°
旋回角 50°
発射速度 6発/分
初速 472m/秒
有効射程 11,450 m
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105/26 レイノーサ榴弾砲スペイン語: Obús 105/26 Reinosa)は、スペインレイノーサにあるラ・ナバルスペイン語版社が1943年から製造し、数十年間にわたりスペイン陸軍で運用された105mm榴弾砲シリーズの総称。

1943年型

105/26 レイノーサの初期デザインは、スペイン内戦時に反乱軍側で運用されたドイツ製のleFH18榴弾砲と酷似していた[1]。1943年以降に製造された砲は、砲身下部に駐退機、上部に複座機を持ち、水平鎖栓式の閉鎖機を備える点はleFH18と同様だが、揺架はやや短く、防盾や駐退機・複座機などの設計には違いがあった[2]

1948年型

1943年型と似ているが、金属製の車輪を装備する[3]

1950年、1953年、1958年、1958年R型

これらのモデルでは、複座機が砲身下部の駐退機と一体化され、マズルブレーキが追加された点が特徴である。各モデルの弾道は、他のモデルとは異なっていた[4][5][6]

運用者

スペイン陸軍では、歩兵旅団の標準野砲として105/26 レイノーサ榴弾砲を使用し[7]、後継のL118に代替されるまで運用した。1950年代後半にはイフニ戦争で実戦投入され[8]、1960年時点では1943年型を276門、1950年型を264門を保有していた[9]。2016年時点でも、セゴビア砲兵学校スペイン語版で訓練に使用されている姿が確認されている[10]

ドミニカ共和国陸軍では、2024年時点で12門が運用中である[11]

脚注

出典

参考文献

  • Foss, Christopher F., ed. (1984). Jane's Armour and Artillery 1984-1985 (英語). Jane's Publishing Company. ISBN 0 7106-0800-4

関連項目




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