非ヘルペス性急性辺縁系脳炎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 17:23 UTC 版)
非ヘルペス性急性辺縁系脳炎とは頭部MRIで海馬、扁桃体を中心とした辺縁系に異常を認めるものの、ウイルス学的に検査で単純ヘルペスウイルスが否定され、悪性腫瘍の合併もみられない急性発症の脳炎を指す。急性辺縁系脳炎から単純ヘルペス脳炎や傍腫瘍性辺縁系脳炎を除外したものと考えられる。感冒用の先行感染があり、ステロイドパスルが著効を示すことからウイルス感染を契機として免疫応答異常が生じ、大脳辺縁系で急性脳炎が起こると考えられている。髄液中のIL-6が高値を示す。
※この「非ヘルペス性急性辺縁系脳炎」の解説は、「脳炎」の解説の一部です。
「非ヘルペス性急性辺縁系脳炎」を含む「脳炎」の記事については、「脳炎」の概要を参照ください。
- 非ヘルペス性急性辺縁系脳炎のページへのリンク