青年の肖像 (ロッソ・フィオレンティーノ)とは? わかりやすく解説

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青年の肖像 (ロッソ・フィオレンティーノ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 18:39 UTC 版)

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『青年の肖像』
イタリア語: Ritratto di giovane uomo
英語: Portrait of a Young Man
作者 ロッソ・フィオレンティーノ
製作年 1517-1518年ごろ
種類 板上に油彩
寸法 82.4 cm × 59.9 cm (32.4 in × 23.6 in)
所蔵 絵画館 (ベルリン)

青年の肖像』(せいねんのしょうぞう、伊: Ritratto di giovane uomo)は、イタリアマニエリスム期の画家、ロッソ・フィオレンティーノが1517-1518年ごろに制作した板上の油彩画である。現在、ベルリン絵画館に所蔵されている[1]

ヴァザーリは、『画家・彫刻家・建築家列伝』の中で、おそらくロッソが1521年にヴォルテッラに向けて出発する前に制作された、多くの肖像画をフィレンツェで見ることができると簡単に述べている。本作はそのうちの一点であると考えられている。ロッソへの帰属は、アントニオ・ナターリがロッソによる初期の真作として特定した2006年まで不確かであった[2]

主題

1900年代初頭には、ロッソの自画像であると考えられていたが、他の資料は、代わりにピオンビーノの君主、ヤコポ・V・アッピアーニであることを示しており、1516〜1520年の都市国家ピオンビーノでのロッソの長期滞在に関連していると主張している。この期間にロッソは『死せるキリスト』を制作した[3]

脚注

  1. ^ (イタリア語) AA.VV., Gemäldegalerie Berlin, Prestel, Monaco 2008. ISBN 978-3-7913-4071-5
  2. ^ (イタリア語) Antonio Natali, Rosso Fiorentino, Silvana Editore, Milano 2006. ISBN 88-366-0631-8
  3. ^ (イタリア語) Elisabetta Marchetti Letta, Pontormo, Rosso Fiorentino, Scala, Firenze 1994. ISBN 88-8117-028-0



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