安都雄足
(阿刀小足 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/04 05:21 UTC 版)
安都 雄足(あと の おたり)は、奈良時代の官人。官位は正八位上・造東大寺司。
- ^ 安都宿禰はもと阿刀造・阿刀連と称していた阿刀部の伴造家。飛鳥時代から奈良時代にかけて順次宿禰姓の賜与を受けた(『日本書紀』天武13年条、『続日本紀』養老3年5月条)。また、阿刀氏(安都氏)は物部氏の一族で饒速日命の孫味饒田命が祖とされる(『新撰姓氏録』山城神別、『先代旧事本紀』天孫本記など)。
- ^ 参考文献の小口論文他。
- ^ 『大日本古文書』編年 15巻、313頁。
- ^ a b 参考文献の栄原論文aなど。
- ^ 参考文献の山下論文。
- ^ 参考文献の山下論文ほか。
- ^ 特に、写経所への指示については、『正倉院文書』の史料的性格から、多くのものが残っている。
- ^ 権限の強さを、彼が「仲麻呂派」であることに繋げる見解もある。
- ^ 参考文献の山下論文など。
- ^ 他の多くの造東大寺司主典は従六位~正六位であった。
- ^ 抜擢ではなく、出自の低さから高位を与えられなかったという見解もある(『日本古代氏族人名辞典』)。
- ^ 参考文献の栄原論文bより。
[続きの解説]
「安都雄足」の続きの解説一覧
- 1 安都雄足とは
- 2 安都雄足の概要
- 3 「有能」な官人としての雄足
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