鍋島 (山口県)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 鍋島 (山口県)の意味・解説 

鍋島 (山口県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/07 14:50 UTC 版)

鍋島
所在地

日本

所在海域 周防灘
座標 北緯33度56分10秒 東経131度17分30秒 / 北緯33.93611度 東経131.29167度 / 33.93611; 131.29167座標: 北緯33度56分10秒 東経131度17分30秒 / 北緯33.93611度 東経131.29167度 / 33.93611; 131.29167
面積 0.0025 km²
プロジェクト 地形
テンプレートを表示

鍋島(なべしま)は、山口県宇部市にあった。宇部市に属する唯一の島だったが、山口宇部空港の滑走路延伸工事のため、埋め立てられて消滅した。

地理・地勢

宇部市亀浦の海岸から沖合300mにある小さな無人島で、周囲の海は浅く干潮時には歩いて渡れた。島の中央部はクロマツなどの樹木に覆われていた。

鍋島は周防国長門国の国境に位置していた[1]。周辺に似たような島がないことから航海上の目印となり、島には住吉社厳島社を合祀した祠があって周辺漁民の信仰対象になっていた[1]

1999年(平成11年)12月に山口宇部空港の滑走路延伸工事による埋め立てで消滅した[1]。島の祠は床波漁港沖に移された[1]。また島が消滅する際、同空港敷地内の調整池に実物の1/2の大きさのミニ鍋島が造成され、鍋島の岩や松などが移された。また、宇部市内のときわ公園内の常盤神社境内にも1/30スケールのミニ鍋島があり、島の松などが移植されている。

歴史

  • 1842年天保13年)刊行の『防長風土注進案』には鍋島の説明として、「床波黒崎より西南六丁程沖に有之、惣廻り九十間程人家無之松立少し有之候事」とある。
  • 1996年7月1日 山口宇部空港の滑走路延伸工事起工。
  • 1999年12月 埋め立てにより消滅。
  • 2001年3月24日 新滑走路完成。

出典

  1. ^ a b c d 常盤ふるさとまっぷ 宇部市 2022年11月9日閲覧

参考文献



このページでは「ウィキペディア」から鍋島 (山口県)を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から鍋島 (山口県)を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から鍋島 (山口県) を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鍋島 (山口県)」の関連用語

鍋島 (山口県)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鍋島 (山口県)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鍋島 (山口県) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS