金以外の金属資源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/12 08:29 UTC 版)
アラスカでは、金以外にも白金などの貴金属や準貴金属が採掘された。とりわけ銅は大規模に採掘された。1910年、ランゲル山地のケニコット(en:Kennecott, Alaska)で銅鉱山が操業を開始した。ここでは59万1535トン以上の銅鉱石を地中から採掘し、採鉱のピーク時には800名以上の労働者が雇用されていた。そして、ここの銅鉱石は鉄道で港町のコードバ(Cordova)に運ばれるようになり、コードバから銅鉱石が運び出されていった。なお、ケニコットは現在では廃村となってしまっていて、また、この鉄道も廃線となってしまっている。 ちなみに、漁業の節で解説されているようにアラスカで商業的な漁業が成り立ったことで、銅鉱石の枯渇によってケニコットは廃村、さらに鉄道も廃線となったのにもかかわらず、その鉱石を港から積み出していたコードバは漁業によって廃村を免れている。
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