しこめのしょうぞう〔しこめのセウザウ〕【醜女の肖像】
醜女の肖像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/30 14:30 UTC 版)
『醜女の肖像』(しこめのしょうぞう、英: A Grotesque Old Woman、英: The Ugly Duchess)は、フランドル派の画家クエンティン・マサイスが1513年頃に描いた風刺的な肖像画。この絵には、皮膚に皺がより、襟ぐりの深いドレスから萎んだ乳房をのぞかせたグロテスクな老女が描かれている。彼女は若い頃のように貴族風なツノ状の髪飾りをつけているが、すでに時代遅れなものである。また右手に赤い花を持っているが、当時それは婚約の象徴であり、すなわち求婚者を魅惑しようと試みていることを示唆している。しかし花は蕾として描かれ、「花を咲かせそうにない」。これはマサイスの最も知られた代表作である[1]。
- ^ a b Grössinger, Christa (1997). Picturing women in late Medieval and Renaissance art. Manchester: Manchester University Press. p. 136. ISBN 0-7190-4109-0
- ^ a b c Brown, Mark (2008年10月11日). “Solved: mystery of The Ugly Duchess - and the Da Vinci connection” (英語). The Guardian 2012年4月30日閲覧。
- ^ “SELL UGLIEST PORTRAIT.; Picture of Duchess Brings 880 Guineas at Christie's.” (英語). New York Times. (1920年1月24日) 2012年4月30日閲覧。
- ^ “More Than Just Pretty Faces; Here's looking at you” (英語). The Mail on Sunday (London). (2008年11月23日)
- ^ Gardner, Martin, ed (1960). The Annotated Alice. New York: Bramhall House. p. 82
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