道誉一文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/14 08:06 UTC 版)
道誉一文字(どうよいちもんじ)は、鎌倉時代に作られたとされる日本刀(太刀)。皇室の私有財産(御物)である。
注釈
用語解説
- ^ 「鍛え」は、別名で地鉄や地肌とも呼ばれており、刃の濃いグレーや薄いグレーが折り重なって見えてる文様のことである[12]。これらの文様は原料の鉄を折り返しては延ばすのを繰り返す鍛錬を経て、鍛着した面が線となって刀身表面に現れるものであり、1つの刀に様々な文様(肌)が現れる中で、最も強く出ている文様を指している[12]。
- ^ 「刃文」は、赤く焼けた刀身を水で焼き入れを行った際に、急冷することであられる刃部分の白い模様である[13]。焼き入れ時に焼付土を刀身につけるが、地鉄部分と刃部分の焼付土の厚みが異なるので急冷時に温度差が生じることで鉄の組織が変化して発生する[13]。この焼付土の付け方によって刃文が変化するため、流派や刀工の特徴がよく表れる[13]。
出典
- ^ a b c d 福岡一文字派- 刀剣ワールド 2020年12月15日 閲覧
- ^ a b c 道誉一文字- 刀剣ワールド 2020年12月15日 閲覧
- ^ 福永 1993, p. 13.
- ^ 福永 1993, p. 13-14.
- ^ a b c d e f g h i j k 福永 1993, p. 14.
- ^ a b c d e 松平越後守家名物と「二宮」- researchmap 2021年12月24日 閲覧
- ^ a b 佐藤 1964, p. 62.
- ^ 川見 2016, p. 71.
- ^ a b 南部家の名宝1 刀剣 - 近世こもんじょ館 2020年12月18日 閲覧
- ^ a b 佐藤 1964, p. 63.
- ^ a b 天下五剣「鬼丸国綱」 - 刀剣ワールド 2020年12月18日 閲覧
- ^ a b 刀剣春秋編集部 2016, p. 174.
- ^ a b c 刀剣春秋編集部 2016, p. 176.
[続きの解説]
「道誉一文字」の続きの解説一覧
- 1 道誉一文字とは
- 2 道誉一文字の概要
- 3 概要
- 4 作風
- 道誉一文字のページへのリンク