超ESP仮説とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 超ESP仮説の意味・解説 

超ESP仮説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/17 18:06 UTC 版)

超ESP仮説(ちょうESPかせつ、Super-ESP Hypothesis)とは、「死後生や霊魂の存在の証拠とされる心霊現象も、ESPや超能力によるものだと見なすことで、霊魂を想定しなくても説明可能になる」とする仮説[1]超心理学超常現象を説明する時にとりうる仮説はいくつかあるが、そのうちのひとつ。スーパーPSI仮説超PSI仮説とも。

この超ESP仮説と対立する仮説は、肉体の死後も何らかの存在が存続し続けていてそれが様々な超常現象を引き起こしている、と見なすサバイバル仮説である。

概説

亡くなった親族しか知らないはずのことが(霊能力者などによって)言い当てられているのは、スピリチュアリズムにおいてはからの通信や霊の存在の証拠としているが、この超ESP仮説を採用すると、テレパシー透視などの超感覚的知覚(ESP)を用いて実現されたと考えることができる[1]

また、ポルターガイストなどの、スピリチュアリズムにおいて「物理的心霊現象」に分類されている現象も、この仮説を採用すればサイコキネシス(PK=念力)の一種によって起こされていると見なせる[1]など、一般に心霊現象とされているものがESPやPKなどの超能力(あるいは欧米流に呼べば「PSI サイ」の能力)によって起こされているとすれば霊魂抜きで説明可能だ、と見なす仮説である[1]

これに対して、本人が学習していない言語や文章を扱うケース(真性異言)も報告されており、上記の仮説ではこの現象の説明はつきにくいことになり、極めて僅かであるが自在に言葉を操る「応答性真性異言」なども存在する。

サバイバル仮説を採用すべきなのか、超PSI仮説を採用すべきなのかについて超心理学者の間で根強い議論がある、と明治大学メタ超心理学研究室の石川幹人は述べた[2]

出典

  1. ^ a b c d 羽仁礼「第2章」『超常現象大事典』成甲書房、2001年。ISBN 978-4880861159 
  2. ^ 明治大学メタ超心理学研究室 明治大学教授 石川幹人「サバイバル仮説とスーパーPSI仮説」

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「超ESP仮説」の関連用語

超ESP仮説のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



超ESP仮説のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの超ESP仮説 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS