貝製品やサンゴの出土
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 07:33 UTC 版)
石野遺跡からはシャコガイやウミガメの甲羅を利用した貝斧なども採取された。またB地区にあるいくつかの積石では、シャコガイとサンゴが対になって置かれたものがあり、B地区の2号積石の中からシャコガイが検出されたことからも、祭祀ないし墓地の遺構と考えられる積石の中で、シャコガイが重要な役割を果たしていることが想定される。縄文時代晩期から弥生時代にかけて、沖縄本島の配石墓にシャコガイとサンゴが埋納される例が多くみられるが、これらと1世紀頃と推定される石野遺跡とはほぼ同時期であることから、石野遺跡は沖縄本島からの文化の影響下にあったと推定する説もある。
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