調製時の注意
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 03:36 UTC 版)
本剤を点滴静注する際、塩化物イオン濃度が低い輸液を用いるとSN2反応で加水分解し、細胞内に到達する前に、輸液中で塩化物イオンが水に置換した活性型となってしまい、腎毒性が現れやすくなるとともに、細胞内に入りにくくなってしまうため、必ず塩化物イオンがある程度含まれる輸液を用いること。また、この機序を利用した低張シスプラチン療法というものが考案された事もある。
※この「調製時の注意」の解説は、「シスプラチン」の解説の一部です。
「調製時の注意」を含む「シスプラチン」の記事については、「シスプラチン」の概要を参照ください。
- 調製時の注意のページへのリンク