評価点の選択
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/03 03:15 UTC 版)
図から、次のステップの区間はから(長さa+c)かから(長さb)のいずれかである。黄金分割探索では、この区間の長さが等しくなければならないという制約を置く。もし等しくなければ、運の悪い選択を繰り返すことで、収束速度が遅くなってしまう可能性がある。b = a+cを保証するためには、をのように選択すればよい。 しかしここで、をとの間のどこに置けばよいのかという問題が残る。黄金分割探索では、3点の間隔の比が次の3点あるいはの比に等しいようにとる。間隔の比を一定にすることで、がやに非常に近いといった状況が起こるのを防ぎ、各ステップで間隔が一様に小さくなっていくことを保証できる。 数学的には、 の評価の前後で間隔の比が変わらないということを保証するためには、がで次の3点が、、であった場合を考えると である。 このように、間隔の比が黄金比になっていることがこのアルゴリズムの名称の由来である。
※この「評価点の選択」の解説は、「黄金分割探索」の解説の一部です。
「評価点の選択」を含む「黄金分割探索」の記事については、「黄金分割探索」の概要を参照ください。
- 評価点の選択のページへのリンク