西尾家住宅とは? わかりやすく解説

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西尾家住宅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 02:46 UTC 版)

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西尾家住宅(にしおけじゅうたく)は大正時代に貿易商・西尾類蔵兵庫県神戸市須磨区離宮前町に自邸として建てた西洋館。兵庫県指定有形文化財[1]。現在は結婚式場「神戸迎賓館」として商用利用されている。

建築概要

  • 設計 - 設楽貞雄
  • 施工 -
  • 竣工 - 1919年(大正8年)
  • 構造 - 煉瓦造、一部鉄筋コンクリート造、二階建て・地下一階、寄棟造、桟瓦葺
  • 所在地 - 兵庫県神戸市須磨区離宮西町2-4-9

施主

西尾類蔵は貿易や不動産業で財を成した商人で、外国人客の接待用迎賓館兼自邸として本物件を建設した。類蔵は1873年に兵庫県人西尾つるの子として生まれ、同志社学院を経て渡米、オークランド商業大学で学び、帰国後、横浜(当時は根岸村 (神奈川県))で商館員などを経て、西尾商事会社、常盤土地建物会社、Kobe Central Land & Building Co., Ltd.(神戸中央土地建物)の代表を務めた[2][3][4]。常盤土地建物は神戸外国人居留地跡の神戸大丸の地主でもあった[5]神奈川県生まれで神戸女子学院出身の妻つね(1873年生)との間に生まれた渡(1903年生)は、米国デニソン大学ハーバード大学大学院で学び、兵庫県の池田鹿三郎の二女・光子(1990年生、甲南高等女学校出身)と結婚した[4]。現在、本物件は類蔵の子孫が所有している。

脚注

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  1. ^ 県指定文化財(建造物)兵庫県教育委員会、令和2年4月1日
  2. ^ 西尾類蔵『日本紳士録. 第7版』 交詢社、明治34年
  3. ^ Official Gazette, p171948.4.23
  4. ^ a b 西尾類蔵『人事興信録』10版(昭和9年) 下卷
  5. ^ 神戸大丸が借地家値下調停 常磐土地建物相手に近く提起大阪毎日新聞 1932.4.29 (昭和7)

関連項目

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