藤沼昇
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ふじぬま のぼる
藤沼 昇
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生誕 | 1945年6月15日(79歳)![]() |
国籍 | ![]() |
職業 | 竹工芸家 |
藤沼 昇(ふじぬま のぼる、1945年6月15日 - )は、日本の竹工芸家[1]。重要無形文化財保持者(人間国宝)。
来歴
栃木県大田原市に生まれる。地元の工業高校卒業後外資系企業に就職。一念発起して1976年(昭和51年)30歳で地元の竹工芸作家・八木澤啓造に師事。僅か一年半で独立して以来独学で竹工芸を学んだ[2]。
精緻で日本の伝統を重んじながらも独創的な作品は、高い評価を受け、1980年(昭和55年)の初入選より日本伝統工芸展で受賞を重ね、1986年(昭和61年)日本工芸会会長賞、1992年(平成4年)東京都知事賞受賞。2004年(平成16年)紫綬褒章受章。2010年特別展日本伝統工芸展第50回記念では、アサヒビール大山崎山荘美術館賞受賞。2019年第26回岡田茂吉賞特別賞受賞。
海外では、2005年(平成17年)ロサンゼルス日本文化センターでの個展、2011年(平成23年)シカゴ美術館での個展などにより、アメリカにファンを獲得している。
2012年(平成24年)重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。作品はシカゴ美術館、大英博物館、メトロポリタン美術館、MOA美術館、東京国立近代美術館などに所蔵される。
藤沼の作品は、格調高く独創的な造形美が国内外から高く評価されており[3]後進の指導・育成にも尽力している。
脚注
- 藤沼昇のページへのリンク