藤原安方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 06:54 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動藤原 安方(ふじわら の やすかた)は、平安時代前期の貴族。藤原南家、正六位上・藤原清名の子。官位は従四位下・阿波権守。
経歴
内蔵権助在職中の天安2年(858年)清和天皇の即位に伴い、従五位下に叙爵。貞観4年(862年)従五位上・内蔵助、貞観7年(865年)内蔵頭に叙任されるなど、清和朝前半は内蔵寮官人を務めた。
その後、従四位下に至り、陽成朝では阿波権守を務める傍ら、清和上皇の身近に仕えた。元慶3年(879年)5月清和上皇の出家に従い、安方も同じく出家を果たした[1]。
官歴
『日本三代実録』による。
- 時期不詳:正六位上。内蔵権助
- 天安2年(858年) 11月7日:従五位下
- 貞観4年(862年) 正月7日:従五位上。正月13日:内蔵助
- 貞観5年(863年) 3月28日:次侍従
- 貞観7年(865年) 正月27日:内蔵頭
- 貞観9年(867年) 2月29日:兼土佐権守
- 時期不詳:従四位下。阿波権守
- 元慶3年(879年) 5月25日:出家辞官
系譜
『尊卑分脈』による。
- 父:藤原清名
- 母:藤原園主の娘
- 生母不明の子女
- 男子:藤原貞淵
脚注
- ^ 『日本三代実録』元慶3年5月25日条
参考文献
- 藤原安方のページへのリンク