藍の商い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/15 05:20 UTC 版)
「吉田家住宅 (徳島県美馬市)」の記事における「藍の商い」の解説
藍商が各地の染め業者(紺屋)に販売していた藍染めの原料は粒状のすくもか、それを臼でつき固めた藍玉。藍の葉からこれらを作るのは大変手間がかかる仕事で、その製造を専門に行う業者は「藍師」と呼ばれた。藍作農家から集めた葉藍(藍の葉を細かく砕いて乾燥したもの)を、寝床と呼ばれる作業場で水をかけながら発酵と攪拌を繰り返し行い、約80日かけてすくもや藍玉に仕上げた。藍商は藍師を兼ねることが多く、藍商佐直でもこうした藍の製造を行っていた。現在、当家の藍の寝床は「情報センター」として活用されている。
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