菊岡久利とは? わかりやすく解説

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菊岡久利

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/01 23:14 UTC 版)

菊岡 久利(きくおか くり、1909年3月8日[1] - 1970年4月22日[1])は、日本作家詩人。本名、高木 陸奥男(たかぎ みちのくお)[1]。別号は鷹樹 寿之介[1]。筆名は、横光利一の命名とされる[1]

来歴

青森県弘前市生まれ[1]。旧制海城中学校中退[1]。1925年、秋田に戻り、『秋田魁新聞』などに詩を発表する[1]。1935年、『詩行動』で詩作を再開[1]岡本潤と詩誌『反対』を主宰する[1]。1936年、日本無政府共産党事件の被疑者として留置中、詩集『貧時交』を刊行[1]。戦時中にアナーキズムから民族主義に転向し、頭山秀三に師事する[1]。1947年、高見順や池田克巳と『日本未来派』を創刊[1]。小説『怖るべき子供たち』で直木賞候補となる。1970年死去。葬儀委員長は親交のあった川端康成が務めた。

作品

  • 詩集『貧時交』
  • 詩集『時の玩具』日本文学社、1938 
  • 詩集『見える天使』
  • 戯曲集『野鴨は野鴨』三笠書房、1940 
  • 貧時交・時の玩具・以後見える天使 大観堂、1940 
  • 小説集『怖るべき子供たち』日比谷出版社、1949 
  • モダンダンス台本『プロメテの火』、1950
  • 小説集『銀座八丁』小説朝日社、1952 
  • 都会の野鴨 七星閣 1952
  • 小説集『ノンコのころ』淡交社、1956 
  • 日本未来派 第4詩集 カルチャー出版社 1976
  • 東京都市大学付属中学高等学校 校歌

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 菊岡久利”. 青森県立図書館. 2025年3月8日閲覧。

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