臼中ダムとは? わかりやすく解説

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臼中ダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/07 10:45 UTC 版)

臼中ダム
所在地 富山県南砺市臼中字東島413番地
位置 北緯36度28分07秒 東経136度51分16秒 / 北緯36.46861度 東経136.85444度 / 36.46861; 136.85444
河川 小矢部川水系打尾川
ダム諸元
ダム型式 ロックフィルダム
堤高 68.9 m
堤頂長 238 m
堤体積 1,212,000
流域面積 13.5 km²
湛水面積 30 ha
総貯水容量 6,950,000 m³
有効貯水容量 6,070,000 m³
利用目的 洪水調節、灌漑用水の確保[1]
事業主体 富山県
発電所名
(認可出力)
臼中ダム発電所(740kw)[2]
施工業者 佐藤工業・岡部組・森組(富山)
着手年/竣工年 1975年/1993年
備考 出典(個別に提示されているものを除く)→[3]
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臼中ダム(うすなかダム)は、富山県南砺市にある一級河川小矢部川支流打尾川上流に建設された農業用ダムである[1]

概要

刀利ダム建設後の圃場整備事業で発生した水不足を解消するために建設されたダムで、小矢部川流域3,945haおよび、南蟹谷地域(旧福光町)、大鋸屋地域(旧城端町)409haの灌漑用水の確保と、流域の洪水調節を目的としている。県営による土地改良事業のダムとしては全国最大級(完成当時)である。総工費は102億円[1][4]

堰堤端に日時計を設置したほか、ダムサイトの斜面に『宇宙』をテーマに地元保育園児が作ったレリーフを飾るなど景観にも配慮されている[5]

ダム管理は小矢部川ダム管理事務所で刀利ダムと共に統合管理されている[1]1998年平成10年)からはダムの貯水や農業用水路の落差を利用して臼中ダム発電所にて発電も行っている[2]

沿革

1983年昭和58年)11月8日に建設工事安全祈願祭が執り行われ、着工。当初は1992年平成4年)3月供用開始を目指していた[6]。なお、湛水地域になる臼中集落28戸は1980年(昭和55年)までに移転した[5]

1990年平成2年)10月5日にダム本体の竣工式、湛水式が執り行われた。総工費は189億4,045万円[5]。1992年(平成4年)11月から供用を開始した[1]

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e 『富山大百科事典 上巻』(1994年8月1日、北日本新聞社発行)185頁。
  2. ^ a b 富山県 臼中ダム発電所(水力ドットコム、2022年9月2日閲覧)
  3. ^ 臼中ダム [富山県](うすなか)(ダム便覧、2022年9月2日閲覧)
  4. ^ 『北日本新聞』1997年12月6日付朝刊5面『小水力発電所を建設 臼中(福光)、示野(庄川)の2か所』より。
  5. ^ a b c 『北日本新聞』1990年10月3日付朝刊24面『福光 臼中ダムが完成 全国最大 県営のロックフィル』より。
  6. ^ 『北日本新聞』1983年11月9日付朝刊7面『福光町臼中ダムが起工 67年3月完成目指す』より。

関連項目

外部リンク




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