禁演落語
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禁演落語(きんえんらくご)とは、国家権力などによって自粛を強いられ、事実上、上演を禁じられた落語のことである。一般的に、第二次世界大戦のさなかに自粛対象となった53演目を指すが、本項目ではこれ以外の自粛例についても説明する。
- ^ 低俗と五十三演題の上演禁止『東京日日新聞』(昭和15年9月21日)『昭和ニュース事典第7巻 昭和14年-昭和16年』本編p773 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
- ^ 富田里枝 (2015年). “和装人インタビュー 第56回 飯田ひとみさん”. 辻屋本店. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “戦中を思い禁演落語の会/東京・浅草で30日まで”. 四国新聞社 (2015年8月24日). 2019年4月2日閲覧。
- ^ 長井好弘 (2020年9月4日). “ひねりや、にせ金、磯の鮑――「禁演落語」の夏が終わる”. 読売新聞オンライン. 長井好弘's eye. 読売新聞. 2020年9月14日閲覧。
- ^ “落語で平和憲法考える “禁演”にしちゃいけません 出前公演人気”. しんぶん赤旗. 日本共産党 (2006年5月3日). 2020年10月21日閲覧。
- ^ 桜庭由紀子 (2019年8月15日). “戦争が落語を禁じた日。はなし塚に葬られた53の禁演落語”. 和楽web. 小学館. 2020年10月15日閲覧。
- ^ 柏木新『落語の歴史』本の泉社、2012年2月25日、177-178頁。ISBN 9784780707441。
- ^ “落語CDまで自粛とはねぇ”. 朝日新聞朝刊 (東京): p. 26. (1988年12月13日)
- ^ 三味線の生演奏による出囃子などが既成の音源と同一で著作権侵害と判断されて、落語全体が配信停止(のちに解除)となるケースが存在する。
- ^ 神野栄子 (2021年10月24日). “浪曲、落語、講談…創作話芸がアツい! 「新作」を紡ぐ若きクリエーター続々”. 東京新聞 . "共有財産である古典落語には、できない演目も増えてきている。例えば女性蔑視的な噺は淘汰(とうた)されていくのではないか。"
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