腰簑とは? わかりやすく解説

こし‐みの【腰×蓑】

読み方:こしみの

腰から下を覆う短いみの。


腰簑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/23 18:01 UTC 版)

腰簑(こしみの)は、腰にまとい、腰から下を覆う、短い簑である。

フラダンスで着用することがある。装束でも用いられる。

概略

材料は、(すげ)、(がま)その他である。

石川県能美郡の藁製のドギノは腰簑の1つであろうという。

越中石動山でも行われていた[1]

肥前五島お盆の「おねおみで念仏」の蒲製の袴[2]も腰簑の1つであろうという。

伊勢山田の羯鼓踊の菅製の腰簑はツクといい[3]、かつては漁労者、また猿引きなどが着けた。

「筆の霊」には、「腰簑の状は西行物語の画、十二類の画巻、また福富草紙の絵などの中にも見えたり、今猟師の著る物と同じくて、大方腰のほどにのみまとひぬ」とあり、「板坂卜斎記」、関ヶ原の戦いののち石田治部少輔の捕はれる条に、「笠を被り腰簑をして端折れり」とあり、「応仁乱消息」には、織田信長の装束について、「御腰簑白熊」とあるから、必ずしも民間、下層に限られたものではなかったらしい。

脚注

  1. ^ 『人類学雑誌』11巻、126号
  2. ^ 『風俗画報』8
  3. ^ 『三重県案内』


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「腰簑」の関連用語

腰簑のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



腰簑のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの腰簑 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS