股旅グラフィティとは? わかりやすく解説

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股旅グラフィティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/04 16:29 UTC 版)

『股旅グラフィティ』は、1977年11月にビクターレコードより発売された、橋幸夫LP盤でのオリジナルアルバム(SJX-20029)である。

概要

  • 潮来笠』でのデビュー以来、多くの股旅物を発表してきた橋だが、その作詞の大半を担った恩師の佐伯孝夫(明治35年生まれ)が高齢のため新作が困難な状況となる中、作詞家阿久悠とくんでピンク・レディを世に送り出したビクターディレクター飯田久彦によって、「新しい作家による股旅もの」として企画された。
  • 橋は、これより5年前に「何処へ」で阿久とすでに共演しているが、「(飯田さんから)阿久さんが、とても股旅物に興味がある、吉田先生や私と組んでぜひやってみたい」と伝えられ、これが契機で実現したと回想している[1]
  • アルバム発売当時の帯には「今までにないユニークで、面白い”股旅もの”」と記されている。
  • アルバム制作の契機ともなった、阿久悠作詞、吉田正作曲の新曲は「さらば渡り鳥」と題し、本アルバムの1曲目に採用され、アルバム発売に先行してシングルカットされた。
  • 佐伯孝夫作詞の既存曲もアレンジをかえて5曲収録されている。

収録曲

A面

  1. さらば渡り鳥
    作詞:阿久悠、作・編曲:吉田正
  2. 星の三度笠
    作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田正、編曲:近藤進
  3. やぶれ笠
    作詞・曲:中山大三郎、編曲:荒木圭男
  4. 沓掛時次郎
    作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田正、編曲:荒木圭男
  5. 中仙道未練旅
    作詞:中山大三郎、作曲:伊藤正行、編曲:あかのたちお
  6. 潮来笠
    作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田正、編曲:荒木圭男

B面 

  1. 急ぎ旅
    作詞:石原信一、作・編曲:あかのたちお
  2. 風の三度笠
    作詞:村松道平、作曲:吉田正、編曲:近藤進
  3. ちぎれ雲
    作詞:石原信一、作・編曲:あかのたちお
  4. 花の喧嘩旅
    作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田正、編曲:
  5. 人情紙風船
    作詞:石原信一、作・編曲:あかのたちお
  6. 佐久の鯉太郎
    作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田正、編曲:荒木圭男

出典

  1. ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 106頁



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