聴覚ディスプレイとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 聴覚ディスプレイの意味・解説 

聴覚ディスプレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 17:31 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

聴覚ディスプレイ (ちょうかくディスプレイ)は、を使用したコンピュータからユーザーへの情報伝達手段である[1]

この技術開発の主要なフォーラムは、International Community for Auditory Display (ICAD) である。

聴覚ディスプレイの種類

  • オーディフィケーション英語版時系列データの値を音圧レベルに直接変換することによる可聴化。
  • ソニフィケーション英語版:非言語音を用いて情報伝達やデータ知覚化を行う可聴化。
  • イアコン英語版(聴覚アイコン):特定のイベントを表現したり他の情報を伝達するために使われる短く特徴のある音。アイコンとイヤー(耳)を合成した単語。
  • 音声合成:人間の音声を人工的に生成すること。

利点と欠点

聴覚ディスプレイは、目の不自由なユーザーが視覚に頼らずに(スクリーンリーダーを通じて)使用することを可能にする。また、そうではないユーザーでも、視覚を他のタスクに向けているときに聴覚ディスプレイの情報伝達が役に立つ。音響信号は迅速に知覚することができ、視覚と異なり聴覚は全方位からの音も聞き取れることが、聴覚ディスプレイの有効性に貢献している。

反対に、音の出力は音声通信などの他の音響信号の妨げになりうる。このことは聴覚ディスプレイを特定の領域で使用することを難しくしている。さらに、音響出力は耳障りになったり気を散らすことがある[2]

脚注

  1. ^ McGookin, David K.; Brewster, Stephen A. (October 2004), “Understanding concurrent earcons: Applying auditory scene analysis principles to concurrent earcon recognition”, ACM Trans. Appl. Percept. 1 (2): 1544–3558, doi:10.1145/1024083.1024087, http://doi.acm.org/10.1145/1024083.1024087 2011年10月26日閲覧。 
  2. ^ Kramer, Gregory, ed (1994). Auditory Display: Sonification, Audification, and Auditory Interfaces. Santa Fe Institute Studies in the Sciences of Complexity. Proceedings Volume XVIII. Reading, MA: Addison-Wesley. ISBN 0-201-62603-9 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

聴覚ディスプレイのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



聴覚ディスプレイのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの聴覚ディスプレイ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS