羅福星とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 羅福星の意味・解説 

羅福星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/01 22:47 UTC 版)

羅 福星
生誕 1886年2月24日
オランダ領東インド バタヴィア
死没 1914年3月3日(28歳没)
日本統治下台湾 台北庁台北市福住町
台北刑務所
国籍
中華民国
テンプレートを表示

羅福星(ら ふくせい、1886年3月14日 - 1914年3月3日)は、日本統治時代の台湾の独立運動家。苗栗事件の首謀者である。

経歴

羅福星はオランダ領東インド(現在のインドネシア)で生まれた。両親は広東省出身の客家であったが、1906年に祖父とともに台湾に渡り、その後先祖の地である広東省に帰還した。その後、辛亥革命の影響を受け、台湾解放闘争を決意し、台湾に潜入した。その後、台湾の客家達と連動して1913年に抗日蜂起を計画したが、蜂起前に官憲に発覚し捕縛された。

彼と同志達は翌年死刑となったが、羅福星は抗日蜂起の理由を問われた際、「日本の台湾植民地支配そのものを否定し、台湾を自由で文明的な民主社会とすべく蜂起した」と堂々と答え、死刑執行に際しても従容として死に臨むなど、日本官憲をも感動させたと伝えられている。

参考文献

  • 松下芳男『暴徒鎮圧史』柏書房、1977年
  • 古野直也『台湾軍司令部 1895-1945』国書刊行会、1991年

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「羅福星」の関連用語

羅福星のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



羅福星のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの羅福星 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS