繰り下げあり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 00:17 UTC 版)
4231 − 789 = 3442 のように繰り下がりがある場合、より複雑な手順が必要となる。この減算の計算ステップを下に示す。 (1) 被減数4231を上段に、減数789を下段に書く。左から右に計算していく。 (2) 上段1000の位の「4」から1を借り、「3」を残す。借りた1を100の位の「10」とみなし、下段100の位の数「7」を「10」から差し引く。こうして残った3を上段100の位の「2」に加え、「5」とする。下段からも同じく「7」を差し引き、100の位を空白とする。 (3) 上段100の位の「5」から1を借りて「4」を残す。借りた1を10の位の「10」とみなし、下段10の位の数「8」を差し引く。残った2は上段10の位に加えられる。下段10の位も空白とする。 (4) 上段10の位の「5」から1を借りて「4」を残し、借りた1を1の位の「10」とみなして下段の「9」を差し引く。残った1を上段1の位に加える。これで下段のすべての棒が差し引かれたので、上段に残った3442が計算結果となる。
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