標準理論
別名:標準モデル、標準模型、素粒子の標準理論
素粒子物理学における理論モデル。物質を作る粒子や力を伝える粒子などを想定し、「強い力」や「弱い力」などを説明・記述する。
標準理論の枠組みは1970年代に確立された。その後の実験でも、実験結果はいずれも標準理論を裏付ける内容となっている。標準理論の枠組みを構成する粒子のうち「ヒッグス粒子」と呼ばれる粒子だけが、2000年代になっても存在が確認されていない。もしヒッグス粒子の存在が確認できれば、標準理論の正しさが証明され、理論が完成することになる。
2012年7月4日に、LHC(大型ハドロン衝突型加速器)などを使って研究を行っていた国際研究チームが、「ヒッグス粒子とみられる素粒子」を検出したことを発表した。発表時点ではヒッグス粒子であると断定されていない。
関連サイト:
素粒子の標準模型 - 佐賀大学理工学部
素粒子の標準理論 - 奈良女子大学 素粒子論研究室
そりゅうし‐の‐ひょうじゅんりろん〔ソリフシ‐ヘウジユンリロン〕【素粒子の標準理論】
読み方:そりゅうしのひょうじゅんりろん
⇒標準模型
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